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高校3年生の想いを込めて・・・JCI丹波が272発の打ち上げ花火

2020/11/16 12:00

2020年10月10日、兵庫県丹波市の空に272発の花火が打ち上げられた。
一般社団法人 丹波青年会議所(以下JCI丹波)が丹波市の高校に通う高校3年生(特別支援学校を含む)の想いをのせようと『上へ羽ばたけ想い打ち上げ花火~オワリはじまりのI’s』として開催した。

この事業への想いをJCI丹波の理事長 上羽裕樹氏(以下上羽理事長)に伺った。
「本年度、世界を襲った新型コロナウイルス感染症は、瞬く間に日本、そして丹波にもさまざまな影響を起こしました。緊急事態宣言では、制約と制限がより強くなり、当たり前の事が当たり前ではなくなりました。我々丹波青年会議所も、3ヶ月の活動休止という前代未聞の決断を余儀なくされました。活動再開に向けて準備を進めていくなか、夢丹波創造委員会、青少年育成委員会として、今回どうしても楽観視できないことがありました。この新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの学生が夢や目標にチャレンジする機会を奪われた現実です。特に令和2年度の高校3年生は、あるはずだった高校生活最後の日常が大きく変化しました。また、ラストチャンスに全力で準備していたにもかかわらず、汗をかくことさえ出来ないまま、涙をこらえ、次のステージへと準備を進めている子供たちもいます。そのような次世代を担う若者に対して我々は、次のステージへ進む気持ちを高める機会を提供し背中を押し、またその運動を知ったまち全体を明るく、そして豊かにしていくことが必要だと考えました。」

まず、花火師に想いを伝え、共感を得て、「とことん協力をする」との言葉をお守りに、3密回避や資金調達、天候問題など、準備や問題解決を約2ヶ月で進めてきた。3密回避は、丹波市初のドライブイン花火で解決し、資金調達については、クラウドファンディングに挑戦した。また、花火を上げることだけが目的とならないように、丹波の高校(特別支援学校を含む)に協力をもらい、高校3年生(高等部3年生)の想いを集めた。そして、地元ラジオ局の協力で、当日一つひとつの想いと共に打ち上げる花火を計画した。

事業開催1週間前、ピンチを迎えた。台風14号が開催当日に合わすかのような予想進路で、丹波に荒天をもたらしていた。JCI丹波は“ピンチにはチャンスがある”と、本年度のスローガン『発想の転換で未来を切り拓け』を思い出した。
“この台風は、青年会議所メンバーが一つになるチャンス“・“さらにこの運動を市民に広く知ってもらえるチャンス”と捉え、『てるてる坊主大作戦』をSNSで発信。青年会議所メンバーや市民の方にてるてる坊主を作って投稿してもらい、無事開催できるよう多くの人と祈念する流れに持って行った。結果、信じられないことに台風がUターンする奇跡が起き、無事に事業を開催することが出来た。
花火打ち上げ前の様子

text by ソウ