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次世代と考えるwithコロナの資本主義  ~ジャック・アタリ氏と次世代を代表する若者たち~

2020/11/11 20:00

2020JCI世界会議横浜大会WEEK24日目の11月6日、パシフィコ横浜ノースにて、『次世代と考えるwithコロナの資本主義』が開催された。
第1部はフランスの経済学者で思想家のジャック・アタリ氏による「未来予測に基づく資本主義」についてのWEB講演、第2部は「持続可能な社会の実現のために企業や次世代が今後とるべき行動」について次世代を代表する若者として安田クリスチーナ氏、倉石東那氏、樋口智大氏をお迎えしパネルディスカッションが行われた。

第1部では、未来の資本主義の姿を予想し、我々がそれを知ることで来るべき未来に備える事が大切だとジャック・アタリ氏は説いた。
フランスから中継で講演するジャック・アタリ氏

“人口増加や気候変動、地政学リスクなど様々な問題があるが、特に法規制なきグローバル化が社会を混乱に導いており、それらと資本主義が向き合っていく中で、これから2つの考えが大事になる”とジャック・アタリ氏は述べた。

1つ目が『ポジティブな社会』を築いていくこと。『ポジティブな社会』とは、意思決定の際に、次の世代の利害を考えることである。通常、意思決定の際には財政的な部分に目が行きがちだが、それを“国、企業、家庭それぞれにおいて、持続可能な社会を次の世代に提供できるか?”を考えながら意思決定できるかが今後重要となるという。

2つ目は、『命の経済』を育てていくこと。ジャック・アタリ氏の考える『命の経済』とは、医療・食料・農業・文化などの命にかかわる分野である。現在の世界経済の発展に寄与してきた分野(石油・自動車関連など)が重視されていたが、見直す時が来たのだ。『命の経済』を育てることで、持続可能な『ポジティブな社会』を築いていくことにも繋がると考えている。

コロナ過はこれからの資本主義が自己中心的な利己主義となるのか、他人を幸福にする利他主義となるのか選択を迫っており、未来の姿を想像し備えていくことが重要であると説いて、第1部は終了した。

text by 桑ちゃん