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500個のスカイランタン打ち上げ!~前橋の夜空に光と想いを~

2020/10/09 09:00

2020年8月16日、群馬県前橋市の夜空に500個のスカイランタンが打ち上げられた。
公益社団法人 前橋青年会議所(以下JCI前橋)が行政、各種団体と連携して実施した。
「中止となった前橋花火大会の魅力を改めて市民の皆様に伝えるために、70周年記念事業として、今回の事業を実施しました。先行きが分からず新型コロナウイルス感染拡大の恐怖がある中で、集客をするべきか意見が割れ、その判断に一番苦労しました。コロナ禍での事業構築ということで、実行委員会だけではなく、多くのメンバーが横断的に関わり、作り上げました。」とJCI前橋の小林久峻理事長。

JCI前橋は今年で70周年を迎える。記念事業として、毎年8月第2土曜日に実施されている前橋花火大会で新たな魅力を生み出す事業を企画していた。2015年から前橋花火大会同日に、『スマイルフェスティバル』という事業を主催し、プロスポーツ選手などを招いて、子供向けにスポーツ教室を行ったり、プールを置いて水遊び出来るエリアを作ったりと、花火大会を一層盛り上げていた。
前橋花火大会は、終戦直後の昭和23年に復興祭として始まった。オイルショックを機に暫く中断していたが、昭和56年には市民からの要望を受け復活。約15,000発もの花火が夏の夜空を彩り、前橋が発祥とされている“空中ナイアガラ”や“世界WEB花火大会in前橋”など、趣向を凝らした演出も手掛けている。いまや前橋市民の夏の風物詩となっている。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、花火大会は中止となり、予定していた事業の実施も叶わなかった。
そんな中、青年会議所として、“今できること”を体現し、感謝の気持ちと共に、市民の想いを集め、復興を祈願することが必要だと考え、今回の事業の実施を決めた。

スカイランタンを打ち上げる企画と同時に、前橋花火大会の特別番組の制作も手掛け、打ち上げ当日、地元群馬テレビで放映された。地域の方に改めて花火の魅力を届けたいという想いから、過去の花火大会のアーカイブ映像やJCI前橋と花火大会の関わりなど、前橋花火大会の魅力とともに伝えられた。また、スカイランタンの事前準備映像も用意し、70周年への感謝の気持ちや、復興への想いなど、ランタンに書かれたメッセージが映し出された。そして500個のスカイランタンを打ち上げ、その様子をテレビを通して多くの市民に届けた。



スカイランタン打ち上げ後は、新型コロナウイルスからの復興祈願として330発の花火が夜空に咲いた。

地元の事業が中止になる中、先駆けて挑戦した事業を実施したことにより、行政や他団体などの多くの方から賛同や協力を得ることが出来た。また、参加者からは“参加して良かった”、“勇気をもらった”など、多くの声と笑顔が溢れた。この記念事業をきっかけに、地域では様々なイベントも派生的に開催され、より良い影響をもたらした。
「1950年、戦後復興のままならない中、“新日本の再建は青年の仕事”として立ち上がったJCI前橋ですが、これまでも多くの社会情勢や地域課題と真摯に向き合ってきたからこそ、70年間も運動を行えていると感じています。コロナという状況でも地域の未来に対して、積極的に前を向き、私たちが夢を語り、挑戦していくことこそが青年会議所としての責務と強く感じています。」と小林理事長。
記念事業を無事終えたJCI前橋は、10月24日に70周年記念特番を群馬テレビとインターネットで配信する。メンバーや関係者だけでなく、市民に対しても発信力を持った内容とし、多くの方々に感謝を伝え、JCI前橋を知ってもらう機会とする。今後も70年という長い歴史を培ってきたネットワークを最大限に活かし、地域を動かす事業を展開してほしい。



公益社団法人 前橋青年会議所
2020年度スローガン
『Change for Dreams~輝かしい未来のために変革を起こし、夢を育もう~』
URL:https://maebashi-jc.com/

text by キャサリン