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戦う不動産鑑定士~公平な評価で持続可能な社会の実現を~

2020/09/23 18:30

9月23日は『不動産の日』。
秋は不動産取引が活発になる時期であることと、2(ふ)10(どう)3(さん)の語呂合わせから、1984年(昭和59年)に全国宅地建物取引業協会連合会が定めた。不動産とは、土地及び家や樹木など、土地にしっかりとついているもののことをいう。そうなると、土地家屋を売却する際、思い入れのある木などを持ち出すことが出来なくなるが、木は立木法によって登記すれば土地とは別の不動産となる。こうした細かいことまで民法や登記法に従って処理しなくてはならないため、不動産取引は素人には非常に難しい。
不動産を扱うには、業務によって宅地建物取引業、司法書士、土地家屋調査士、建築士、不動産鑑定士など、多くの国家資格が設定されている。

〇宅地建物取引士
自らが行う宅地や建物の売買や交換、賃借をするときの代理や媒介を業として行う。

〇司法書士
不動産の権利関係に関する、登記申請の書類作成や申請の代理をする。不動産売買の登記申請とは、登記の名義を、現在の所有者である売り主から、新しい所有者である買主に変更する手続きのことをいう。登記により、権利関係の明確化、取引の安全性担保を行う。権利者以外が勝手に不動産を処分することを防止。

〇土地家屋調査士
不動産の表示に関する登記の専門家。不動産の物理的状況を正確に登記記録に反映するために、必要な土地又は家屋に関する調査及び測量を行う。図面の作成や不動産の表示に関する登記の申請手続きなども行う。

〇建築士
建築物の設計および工事監理を行う。一定の用途、規模以上の建築物の設計および工事監理は建築士でなければ行うことができない。

〇不動産鑑定士
不動産の経済価値に関する高度専門家。住宅やマンション、店舗やオフィスといった不動産鑑定を行い、適正な金額を決定する。不動産鑑定士以外の者が不動産の鑑定評価を行えば、刑事罰の対象となる。

せっかくなので、不動産鑑定士の仕事をしている企業に『不動産の日』について聞いてみた。

東京都港区赤坂に本社を構え、税務鑑定に特化した不動産鑑定を行う、株式会社アプレ不動産鑑定。
当社で働きながら、宅地建物取引士の資格取得に励んでいる須藤いづみ氏(以下須藤氏)に話を伺った。

Q:『不動産の日』にイベントは行っていますか?

A:「弊社では不動産の日にイベントはしておりませんが、弊社が加入している全日本不動産協会ではイベントや交流会が開催されております。」

Q:イベントや交流会があるんですね。何か参加されましたか?

A:「私は今まで不動産実務の勉強会と物件情報交換会に参加したことがあります。その他のイベントも定期的に開催されていましたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大もあり、中止かWEB開催になりました。」

Q:WEBで対応してくれたのは良いですね!社内でも研修やイベントなど取り組んでいることはありますか?

A:「イベントではないですが、社内での取り組みとして、勉強会の開催、資格取得支援制度などを設けて従業員のスキルアップを積極的に後押しし、従業員のモチベーションを上げる働きやすい環境作りを行っています。資格取得などで従業員のモチベーションが上がった結果、サービス品質が向上し、顧客満足度の上昇にも繋がりました。」

Q:なるほど!須藤さんが資格取得に励んでいるのも会社の取り組みのひとつなんですね。

A:「そうなんです。また弊社ではSDGsへの取り組みについても共有し、活動の輪を広げ課題に取り組むことで、持続可能な社会の実現をめざしSDGsの達成に貢献していきたいと考えております。」

Q:SDGsの取り組み・・・不動産鑑定士としてはどのようなことを考えていますか?

A:「弊社は相続発生時・同族間における不動産売買時などに必要な鑑定評価、いわゆる税務鑑定に特化した不動産鑑定事務所です。不動産は個別性が強く、時に特殊な事情を抱えていることもあり、画一的な評価が難しい資産です。そこで、品質の高い公平な不動産鑑定サービスの提供を行うことで、社会の進歩発展に貢献します。また、区が主催する相続や不動産の無料相談会に相談員として参加し、地域住民の皆様へのご支援となる活動を実施しております。」

相続や不動産鑑定に係る様々な団体に所属し、日々新しい情報を共有している株式会社アプレ不動産鑑定。
須藤さんは本取材から、“不動産の日”を知ったことで、来年の9月23日には“不動産の日”にちなんだイベントの企画を考えたいと話してくれた。会社でみんなに知られていない記念日イベント企画するのも面白そうだ。


須藤 いづみ/Izumi Sudo
株式会社アプレ不動産鑑定
URL:http://apre-kanntei.com/
不透明な不動産の価格について、適正な評価額の実現を掲げ、依頼人と共に「戦う不動産鑑定士」として活動している。

text by キャサリン