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水戸に「納豆女子」が集結? 魅力度最下位のレッテルを返上せよ|茨城県

2017/02/15 13:00

吉本興業が2011年にスタートした全国47都道府県「あなたの街に住みますプロジェクト」。芸人達が地元の企業や自治体、住民と組んで地域おこしに挑む。

年に一度、世界中の〝納豆好き〟が集まる食の祭典がある。毎年3月に茨城県水戸市で開かれる「水戸納豆早食い世界大会」だ。今年で開催16回目。

国内のほか、アメリカやニュージーランドなど世界各国から男女160人が参加し、一杯の納豆ご飯を食べる早さを競い合う。毎年応募開始と同時に申し込みが殺到するほどの人気なのだ。

ところが、そんな納豆の聖地、水戸に異変が起きている。総務省の家計調査によると、2015年の水戸市の1世帯あたりの納豆購入額は、前年比197円減の5227円となり、全国2位から一気に5位に転落したのだ。早食い大会でMCを務める茨城県住みます芸人、オスペンギンの山中崇敬は、こう釈明する。

「これまで水戸納豆のブランド向上に死力を尽くしてきましたが、残念な結果になりました。でも、よーくデータを見ると、確かに水戸の購入額は若干下がっていますが、それ以上に、1〜4位の福島、前橋、盛岡、山形が大きく伸びています。そうです。彼らはここにきてようやく、水戸納豆の素晴らしさがわかってきたんですね(笑)」

実は、オスペンギンは県認定の「統計サポーター」なのだ。インテリの山中はデータ分析が得意で、県内の企業や学校に出向いては〝統計情報に隠された真実〟を解き明かしているという。

すると、それを横で聞いていた水戸JCの関根宏宜理事長は、こんな課題を突きつけた。

「調査会社のブランド総合研究所が昨秋発表した〝47都道府県魅力度ランキング〟を見ると、茨城県は最下位に甘んじています。それも4年連続ですよ。お笑いの力で何とかなりませんか?」

山中は微笑む。

「実のところ、最下位で注目を浴びているせいか、魅力度の上昇率では全国1位なんです。実際、婚活イベントのMCをしていても、他県からやってくる女性は納豆好きがほとんど。彼女らは本気で聖地水戸に移住したがっている。僕らの腕も手伝って、カップル成立率は5割超えですよ。それから、生産量と消費量が共に1位のメロンがある。一方で茨城は世帯収入が7位と高い。そんな県民の甘くてリッチな生活が知れ渡れば憧れの的になりますよ」


関根宏宜◎1978年茨城県大洗町生まれ。97年茨城高等学校卒業。2000年ヤマイシ入社、06年専務取締役就任。10年水戸JC入会、12年茨城ブロック協議会事務局長、17年水戸JC理事長に就任。スローガンは「人 〜縁に導かれし同志〜」。

オスペンギン◎ボケ担当「山中崇敬」(1981年茨城県神栖市生まれ)と、ツッコミ担当「でれすけ」(1985年愛知県名古屋市生まれ)のコンビ。2005年4月に結成し、今年で12年目。11年に茨城県住みます芸人に就任。茨城県統計サポーター、利根町婚活ナビゲーター。IBS茨城放送「オスペンギンのハッスルナイトR」に出演中。

Text by Hideyuki Kitajima|Photographs by Shinya Kondo