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JCI日本 各国会頭とWEB対談~ベトナム編~

2020/06/12 15:00

新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で起こっている中、国際青年会議所(以下JCI)としてどのような取り組みをしていくべきなのか。
公益社団法人 日本青年会議所 国際グループでは、民間外交と国際協力による国際社会との連携を目的に活動をしている。
この状況下で各国に渡航が出来ないため、情報交換をして相互理解、友好関係の構築を図ることに。
JCI日本の会頭 石田全史氏と各国JCIの会頭らが緊急WEBミーティングを開催。各国の取り組みをレポートする。

ベトナムでは、新型コロナウイルスの1人目の国内感染者が見つかった1月23日、保健省が暫定的な監視と予防ガイドラインを発表。24日に緊急エピデック防止センターを稼働させ、全ての武漢便が運休となった。WHOの緊急事態宣言が出た翌日の1月31日、中国と国境を接する地域で人とモノの流れを停止。2月末には国内感染者全員が回復するが、新たな感染者が現れ、3月末にパンデミックを宣言した。4月からは国境を封鎖、海外からの飛行機は拒否し、鎖国状態となる。モスクなどの宗教施設もロックダウン、集会を禁止、社会的距離が義務化された。政府の動きが早く確実だったことが感染拡大防止に繋がった。ベトナムでは現在、新型コロナウイルス感染者数327名、死亡者数0名、回復者数272名となっている。(2020年5月29日時点)

JCIベトナム会頭 Louis Truong Duc Luong君に伺った。


ー石田会頭:ベトナムではCOVID-19の状況はどうですか?

ールイス会頭:4月21日時点では、約300名の感染者がいました。ほとんどの症例は病院からです。現在、病院では54名しかおりません。約3名は重症です。幸いなことに、現時点ではこれ以上病床は必要ありません。ベトナムでは、政府の管理下にあると思います。そして、ご存知のように、人々に店を閉店することを強制していましたので、ほとんどの人は家にいます。食事を買ったり、薬局へ行き薬を買うときだけ外出します。ほとんどの企業、特にレストランが閉店していました。現在は回復しているので、政府は23日から営業と外出を許可します。

ー石田会頭:ベトナムが行っている取り組みについて教えてください。

ールイス会頭:ベトナムでは色々な事業を実施する予定でしたが、ほとんど中止となりました。モンゴルもアカデミーをキャンセルしたと聞きました。今は活動をオンラインに切り替えています。夏に研修事業がありますが、それもオンラインで行う予定です。JCIのオンライントレーニングをJCIベトナムで主催し、各JCIに参加してもらいます。8月にはスピーチコンテストが企画されており、これも予定通り進んでいます。オンラインでコンテストを行うのですが、メンバーはこの企画をとても楽しみにしています。
JCIハイフォンではとても有益な活動を行っています。COVID-19と闘っている病院などにマスク1,000個、防具帽子を500個、消毒液を300個、防具服を100個寄付しています。資金集めはFacebookなどのSNSでやっています。ベトナムでは2月より自粛をしてすでに2~3ヶ月経っており、子どものために活動することを考えております。隔離が行われている地域には3,000個ほどのゴミ袋を寄付しています。1,000人単位が隔離され一箇所に集まるため、ゴミの多さが問題となっているからです。
『Cahn Buom Yeu Thuongキャンペーン』はJCIダナンが主催しています。“Butterfly Effect”に影響を受けています。COVID-19の影響を受けている貧しい人々をサポートしています。
JCIハノイでは毎日3km走る『Run@Home』というチャレンジがあります。もし達成できなかった場合は、JCIハノイが運営するコミュニティプロジェクトへ寄付をする仕組みです。また、環境に関する認識を高めてもらう『Green Wave Project』では、自宅や会社に木を植える取り組みです。
JCI東サイゴンは、水と温暖化についての認識を高めるために『Blue and Green Project』を行っています。『Save Mien Tay Project』はJCI南サイゴンが実施している企画でとても重要です。温暖化で水も無くなり、土地が乾き、農家がとても苦しんでいますので、JCI東サイゴンとJCI南サイゴンは水を届けています。
『English Takeway Project』は、メンバーの英語力を高めるためのトレーニングです。
『Shape Your Future Project』はJCIハノイからで、昨年から続いています。学生に向けて経験などを共有して、将来の学校やキャリアを正しく選択してもらうためにあります。これらが今実施しているプロジェクトです。60~70%がオンラインに移行しており、オフラインプロジェクトは稼働しています。


ー石田会頭:景気回復のために出来ることについて教えてください。

ールイス会頭:ベトナム経済全体の四半期ですが、輸出で30億米ドルに達したと思いますが、昨年の数字と比べて半分になっています。全体として、経済面では大きな影響を受けています。また、JCIベトナムでは400人近くのメンバーがおり、リテールに関わっています。
政府は企業を支援するために税金を下げています。これがマクロ面でのサポートです。回復のために、実際に活動中ですが、南ベトナムでは支援策がありません。JCIベトナムのメンバーを支援できるよう、プロジェクトや活動などのアイディアなど、JCI日本のお力をお借りしたいです。メンバーの多くはホーチミンの若いビジネス協会に所属しており、政府の人々や団体と繋がりを持っていますが、パンデミックについての経済回復のアイディアがまだはっきりしていません。また、フォローアップミーティングを行い、JCIベトナムだけではなく、JCI日本もどうしたらメンバーを支援できるかアイディアの共有をしたいと思っています。JCIベトナムの景気回復に関する計画はまだ明確ではありません。他のJCIミーティングでは、JCIベトナムメンバーのためだけでなく、JCI日本メンバーのために行うことができるいくつかの活動について話し合っています。一緒に行うことができるアイディアをフォローアップ出来ます。

ー石田会頭:COVID-19収束後、アジア各国のJCIと実施したい事業などはありますか?

ールイス会頭:このパンデミックは我々を近づけています。今までとは違い、ほとんどのことをオンラインで行うことが出来ます。とても便利で簡単です。アジア太平洋でも同様にオンライン会議を行い、ディスカッションするテーマを決め、イニシアチブを国のすべてのメンバーに与えるだけではなく、アジア太平洋地域にも理由を持たせるための計画を立てられるようにしたいです。
最後に・・・
「アジア太平洋地域のメンバーで会議を行うべきです。」とテクノロジーを活かしていくことに石田会頭と意気投合したルイス会頭。
世界各国に存在するJCIのネットワークで一緒に乗り越えましょう!Work Together!!


【ベトナム】
正式国名:ベトナム社会主義共和国
面積:329,241㎢(日本の約90%)
人口:約9,467万人(2018年)
首都:ハノイ
主要言語:ベトナム語
宗教:仏教、カトリック、カオダイ教など

取材協力:公益社団法人 日本青年会議所 国際グループ アジアアライアンス構築委員会

text by キャサリン