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JCI那覇が考える『明日、世界が滅ぶとも、それでも私は林檎の樹を植える』

2020/05/17 18:00

2020年5月7日、一般社団法人 那覇青年会議所(以下JCI那覇)から、マスク3,500枚と医療従事者への応援メッセージ動画が贈られた。
この企画を中心となって実施したJCI那覇の常任理事 佐々木新氏(以下佐々木常任)に話を伺った。
「新型コロナウイルス蔓延により、全国的な医療関連品不足が発生し、医療従事者の方々が安心して業務に従事できない現状を知りました。コロナウイルスの蔓延を抑え込む最前線である医療機関及び市民生活に対するサービスを提供する行政団体に対して我々青年経済人が迅速かつスマートに可能な限り協力する必要があると感じて動きました。“コロナに負けるな!”の気持ちだけでは勝てませんので、予防・拡大感染を少しでも回避するためにはマスクを、医療従事者の方々の精神的な負担を減らすために感謝のメッセージを贈るべきだと考え、人財育成交流委員会の委員長である佐久川聡君と共に委員会の垣根を超え、事業のスタートを切りました。」



この事業に『明日、世界が滅ぶとも、それでも私は林檎の樹を植える』と名付けた佐々木常任。
ドイツの宗教家マルティン・ルターの名言をもじったものだ。“もし明日世界が滅ぶとなれば、一般的に人間は私利私欲の為に動くと思われるが、どんな状況でも未来の希望を信じ、協調的な生産を起こすこと”それこそが、青年会議所メンバーたる者の行動だと考えた。
新型コロナウイルス感染症の対応にあたっている医療従事者やその家族に対する偏見や差別があるとの報道がされていることについて、“医療従事者へ感謝や応援メッセージを考え、社会に発信することで世の中風潮を変えたい”、“休校で自宅にいる子どもたちに応援メッセージを考えてもらうことにより、社会の様々な場所で働いている人々への感謝や思いやりの気持ちを育む機会を提供したい”そういった思いから構築された。
本来、JCI那覇では事業を実施するのに最短でも1ヶ月はかかってしまう。しかし、現状は常にめまぐるしく変化、悪化していたことから、スピーディーなアクションを起こすべきだと、理事役員はじめJCI那覇メンバー全員の理解を得て、事業をスタートさせることが出来た。4月26日に実施が決まり、5月1日から4日まで写真を集めることに。子どもたちは学校の休校期間であるため、JCI那覇メンバー、知人に呼びかけ、集まったのは115枚の写真。
メッセージ動画の写真に協力してもらった保護者の方からは、「このような良い企画に参加させてくれてありがとうございます。」「医療従事者の方々への感謝と同時に“今の困難な環境を乗り越えなくては!”と逆に私たちも元気をもらいました。」「動画を楽しみにしています。」など、様々な声が届いた。



◆子どもたちの医療従事者への応援メッセージ動画◆



那覇市医師会 会長の山城千秋氏からは、「医療の現場でマスクが不足していたので、寄贈はとてもありがたいです。子どもたちのメッセージは、勇気100倍になり頑張れます。今回のメッセージを頂いた子どもたちから医療従事者になる人が現れることを期待しています。」という言葉をもらった。
「各地青年会議所でもマスクや消毒液寄贈などは行われているので、姉妹、友好関係を持っている青年会議所へ『りんごの苗(支援の輪)』を広げていきたい。」と佐々木常任。
今年のJCI那覇の事業が全て中止となり、入会して間もないメンバーに青年会議所の魅力を伝える機会を失っていたところで実施した今回のプロジェクト。
思わぬ形で支援の輪は広がった。東京の物流企業(ブリッジヘッドロジスティクス合同会社の渡辺代表)から4,000枚のマスクがJCI那覇に贈られてきたのだ。
“同社よりJCI那覇による更なる有効な地域貢献に役立ててほしい”と。

「転ぶことが失敗ではない、起き上がらないことが失敗である。道を逸れようが間違えようが、動いたことに間違いありません。まずは行動を起こしてみようではないか!」とJCI那覇の鈴木理事長はいう。
今、新型コロナウイルスで人が集まることができず、休校措置や営業自粛を求められるなど、様々な活動の制限がある。JCI那覇ならば、制限がある中であっても社会のために、地域のために今後も運動を続けていくだろう。
「鳥の目」「虫の目」「魚の目」未来志向のひとづくりとまちづくりの取り組みに期待したい。


一般社団法人 那覇青年会議所
2020年度スローガン
『鳥の目・虫の目・魚の目 未来志向のひとづくりとまちづくり』
URL:http://www.naha-jc.or.jp/2020/

text by ひかるってぃ