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JCI日本 各国会頭とWEB対談~マカオ編~

2020/05/18 21:00

新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で起こっている中、国際青年会議所(以下JCI)としてどのような取り組みをしていくべきなのか。
公益社団法人 日本青年会議所 国際グループでは、民間外交と国際協力による国際社会との連携を目的に活動をしている。
この状況下で各国に渡航が出来ないため、情報交換をして相互理解、友好関係の構築を図ることに。
JCI日本の会頭 石田全史氏と各国JCIの会頭らが緊急WEBミーティングを開催。各国の取り組みをレポートする。

人口約67万人の4分の3ほどがカジノ業界に関連した仕事に就いているという世界最大のカジノ都市・マカオは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、カジノの営業停止処置や条件付きで営業を再開してからも海外渡航歴のある人の入境を禁止するなどでカジノ収入も激減している(マカオ政府の歳入の80%はカジノからの税収)。
新型コロナウイルス感染者数45名、死亡者数0名、回復者数39名となっている。(2020年5月7日時点)

JCIマカオの会頭であるLuciano Conceicao Gooncalves氏にマカオの実状を伺った。



◆マカオでのCOVID-19の状況について
ルチアノ会頭:
マカオはそんなに被害が大きい訳ではないですが、感染元は主に海外からの旅行客や、帰国した留学生です。都市の経済は縮小していますが、地方はまだそこまで危機感がありません。マカオの政府が迅速に動いてくれたおかげだと思います。マカオの主要経済であるカジノが閉鎖された事で、旅行客も全く入らなくなり、外からの感染がなくなりました。JCIマカオとしてもやれる事をやっています。医療機器や日用品を必要な方に供給しています。マカオ政府はベンチレーターを買い取り、国民に供給しています。ベンチレーターは足りており、そのおかげで感染を防げています。もちろんソーシャルディスタンスを保ちつつ生活しています。


◆マカオが行っている取り組みについて
ルチアノ会頭:
マカオにあるJCIは2つです。会議はすべてJCのオフィスで開催されることになりましたが、そのオフィスも閉鎖しました。プロジェクトに関しては、2週間前に政府関係者と面会したのち、今年の前半に行われるすべてのプロジェクトを一時停止することにしました。したがって、今後は7月以降になります。また、JCIの組織のために毎月の集まりを用意し、すべてオンラインで実施しました。4月の終わりまではオンラインでCovid-19に関する知識などを知識共有しました。明らかに、地元のプロジェクトはすべて中断されており、すべての会議は現在オンラインの実施となっています。
マカオのいくつかの団体と連絡を取り合った結果、私が言っているように、すべての組織が今年の後半までにプロジェクトを後ろ倒しで計画しているとのことです。私は今後の大きなイベントをするために、他の協会と協力できるかどうかを確認し、今年の後半で機会を模索します。ただし、今年の後半にすべてのプロジェクトを行うと、混乱が生じるでしょう。ご存知のように、人々はあらゆる面で同じようなことをしようとしています。ですので、マカオのいくつかの組織に連絡を取り、今年の後半に一緒にイベントができるかどうかを確認しています。いま、オンラインでできることがあれば、それは可能だと思います。
メンバー会員のために何かオンラインで出来ないかを考えています。なぜならば、これはチャンスでもあるからです。会頭、副会頭、常任などは、いちはやく現実に気付いていれば、オンラインで活動を行うことができます。通常、彼らは非常に忙しいのですが、これは実際、私たちにとってチャンスかもしれません。つまり、姉妹JC間でも、さまざまな会議やトレーニングを行えるからです。これが私がみなさんに奨励していることです。そして、近い将来、さまざまな活動を実施する予定です。マリック会頭がおっしゃるように、私たちには組織があります。だから、もっと多くの人に影響を与えます。基本的にはボードメンバーとの接触はできませんので、私たちの活動プログラムを奨励しています。より多くの活動をオンラインで主幹したいと考えています。 2か月前、私たちは基本的に自宅やオフィスで立ち往生していました。今は少なくともメンバーのことが分かりますし、オンラインを行うことで、より多くのやり取りができます。政府に関して言えば、議題があるので後で提示するつもりです。しかし、JCIマカオに関しては、まだまだ模索中です、今年の前半に予定している活動が非常に多かったためです。そして、今年の後半に何が起こるかを見ていきます。それが基本的に私たちの状況です。


◆テーマ3 景気回復のために出来ること
ルチアノ会頭:
経済では誰もが打撃をうけています。マカオでは収入の90%は観光ですが、今ではゼロです。ホテルには誰もおらず、通りは誰も歩いていません。経済全体を回復させるかどうかはわかりませんが、痛みを和らげるため、助けるために政府は多くのことをしています。
まず、市民には支出カード(Spending Cards)を配っています。私はまだ持っていませんが、1,000ドル使用出来るものとなっています。家族がいる場合は一人ひとりが1,000ドルを受け取ることができます。私は5人家族ですので、5,000ドルになります。このカードは地域内でしか使うことが出来ません。マカオの地元企業を支援するために地元での消費を奨励するので、とても良いと思います。 小売販売店のFMFやBsなどで受け取れます。
マカオの企業のサポートも行っています。マカオで登録されている会社では、税務報告書を発行されており、実際に税務報告書を発行した場合、2,000ドルまたは最大25,000ドルを受け取ることが出来ます。会社の規模によって異なりますが、登録済みの会社で、税務報告書を提出している場合に限り、少なくとも2,000ドルが得ることが出来ます。また、従業員をサポートするために、低所得者、中所得者の従業員は、救済として約1,000ドルを受け取ることが出来ます。つまり、政府がお金を投入し、会社、従業員、家族にお金を与えています。したがって、短期的には、これが経済活動の痛みを和らげるのに役立つことを願っています。
JCIの活動についてはメンバーでし合っています。毎年、ビジネス関連のプロジェクトがあるからです。今年は、実際に役立つプロジェクトを実行できるかどうかを確認中です。中小企業では、さまざまなアイデアやビジネステクニックなどを共有することが出来ます。しかし、この状況下で実際に彼らのために何が出来るかを考えています。大きな予算ではありませんが、私たちの資源をコミュニティに還元しようと挑戦しています。このミーティング後には、私はこの仕組みを作りにいきます。
今マカオは輸入・観光業に頼っており、自給自足が出来ません。私たちの使命はこのパンデミックから立ち直ることであり、そのために観光業は大切なのです。

最後に「石田会頭と年の初めに話したのを思い出しました。マカオの観光業を宣伝するために、私たちはスポンサーと話し合ったところ、世界議会が重要な場だと考えています。それはマカオだけでなく、すべてのJCIのため、経済の回復を助けていくことが私たちの役目となります。それが現在の計画です。」とルチアノ会頭。
世界各国に存在するJCIのネットワークで一緒に乗り越えましょう!Work Together!!


【マカオ】
正式国名:中華人民共和国澳門特別行政区
面積:32㎢(東京都世田谷区の約半分)
人口:約67万人(2019年)
主要言語:
宗教:仏教、道教、キリスト教、イスラム教、ゾロアスター教など

取材協力:公益社団法人 日本青年会議所 国際グループ アジアアライアンス構築委員会

text by キャサリン