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風早サンドアートコンテスト

愛媛女性がリラックスするためにすること|愛媛県

2018/04/16 13:00

吉本興業が2011年にスタートした「あなたの街に住みますプロジェクト」。07年からは国連と連携し、SDGs×お笑いの力で地域を元気にしている。そんな芸人たちが、未来を笑顔であふれる世界にするためにしていること。

瀬戸内の島々を望む風光明媚な海水浴場。普段は人影が少ない秋の浜辺で、家族連れや少年たちが砂の彫刻に夢中になっている。しばらくすると、ドラえもんやベイマックスが現れた。

やがて夕暮れが訪れ、キャンドルナイトが始まると、カップルや女性たちがやってくる。色とりどりのキャンドルがトワイライトタイムの砂像を幻想的に照らす。ある女性はふと空を見上げ、目を閉じた。静かなひとりの時間を愉しんでいるかのようだ。
そんな素敵な事業を企画したのは愛媛県松山市の専門学校に通う女性たちだ。松山JCの次世代育成事業「第2回まつやま活性化コンテストin北条」のグランプリ受賞プロジェクトである。

松山JCの近藤譲治理事長によると、松山には夏目漱石ゆかりの道後温泉や松山城といった有名スポットがあり、近年観光客は増え続けている。特に女性に人気で、例えば楽天トラベルの「おんな一人旅に人気の温泉地ランキング」では4年連続で全国1位を獲得している。

ただ、他の地域をみると知名度が低く、行楽客は足を延ばそうとしない。そこで前出の学生たちが目をつけたのが閑散期のビーチの有効活用だ。松山駅から電車で30分先の長浜海岸を舞台に、四季を通して誰もが楽しめるアートイベント「風早サンドアートコンテスト」を提案したのである。最終審査の会場でMCを務めた愛媛県住みます芸人、ひめころんの「きづたく」はこう言う。

「兵庫から移住してきたとき最初に気付いたのですが、愛媛の女性は本当に穏やかですよね。今回のビーチでのイベントでも、彼女らの醸し出す雰囲気や姿勢が、全体をリラックスさせたのではないでしょうか」

シンクタンクのメディプラス研究所が全国の女性を対象にストレスオフ度を調査したところ、2017年度のランキングで愛媛はダントツの1位だった。彼女らの「リラックスするためにすること」をみると、「空を見る」「自転車に乗る」「自然の音を聞く」「森林浴」といった行動が上位を占める。身近に豊かな自然や温暖な気候があるからこそ、それができるのだ。愛媛女性のそんな生き方を知れば、自分がリラックスできるお気に入りの場所を探しに、愛媛の地域に足を運びたくなる。


近藤 譲治◎1978年愛媛県生まれ。2002年広島経済大学卒業。三徳電機を経て、05年コムシス入社、15年代表取締役に就任。13年松山JC入会、15年ひとづくり委員会委員長などを歴任し、18年松山JC理事長に就任。スローガンは「威風凛然 ~徳を積み 絆をもって 共に未来へ~」。

ひめころん◎ボケ担当「きづたく」(写真左、1986年兵庫県生まれ)とツッコミ担当「さいかん」(同右、89年同県生まれ)のコンビ。2015年結成、16年2代目愛媛県住みます芸人に就任。愛媛オレンジバイキングス公式応援団長。テレビ愛媛「バンビーナイト」などに出演中。

Text by Hideyuki Kitajima|Photographs by Ryo Higuchi