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昭島市の家族を応援!『JC食堂子どもランチプロジェクト』

2020/06/05 12:00

新型コロナウイルスの影響により甚大な被害を受けていた飲食店支援のため『昭島テイクアウト』を実施していた昭島青年会議所(以下JCI昭島)が新たな取り組みとして『JC食堂子どもランチプロジェクト』をスタートさせた。
企画を担当したJCI昭島の副理事長 降矢誠氏(以下降矢氏)に話を伺った。
「緊急事態宣言が発令されて、子どもたちは学校が休校になり、親御さんは仕事がリモートになったり、職を失ってしまった家庭もありました。今まで経験したことのない異常事態になってしまい、先の見えない不安感と、今まで以上にお子さんと一緒にいる時間が増えたことにより、問題を抱えている家庭やひとり親世帯、多子世帯のご家庭の負担が激増してしまいました。医療従事者や保育士など、休めない仕事のご家庭では、食事をいつも一人で食べる孤食児童も増えてしまい、親御さんにとっては心身ともに辛い状況となりました。そんな中、少しでも地域の人々や飲食店さんの力になれないか、メンバー同士で話し合い、お弁当を通して、孤立しがちな家庭と地域の繋がりを作り、かつ飲食店の支援にも繋がるのではないかと考え、本事業を開催することになりました。」

【JC子ども食堂ランチプロジェクト】
『昭島市子どもの食の確保緊急支援事業助成金』を財源として、1食500円のお弁当を1日20食、JCI昭島メンバーと民生委員で協力して、困窮している家庭に届けるプロジェクト。
JCI昭島がコロナ対策事業第1弾として行った『昭島テイクアウト』のホームページに掲載させてもらった飲食店がお弁当を準備している。
(昭島テイクアウトの詳細はこちら→https://webelieve.jp/articles/detail/543

まずは昭島市内の児童や家庭がどのような状況になっているのかを把握するため、市内で子供食堂を実施している方にリモートで話を伺い、地域の民生委員や市内小学校の校長先生にも話を聞いた。状況を把握するのと同時に、昭島市に『昭島市子どもの食の確保緊急支援事業助成金』を申請して、早急な財源の確保も行い、チラシ作成を進めた。
広報を開始したその日から、申し込みの問い合わせが殺到し、3日余りで定数の9割の予約が入った。
実際スタートして大変だったことは2つ。1つ目はお弁当の個数調整。各世帯とのやり取りは守秘義務を厳守するため、窓口は担当者1人のみで行う。メールの返信忘れがないか、数量は間違えていないかなど、何度もメールの見直しを行った。そして2つ目は配達人員の確保。平日のお昼時の配達となるため、限られたメンバー、人数となり、配達先の割り振りや時間調整をすることに頭を悩ませた。

(動画はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=sKiTb-ML8cE

この事業を始めてから「子どもたちがとても喜んでおり、いい気分転換となりました。」などの感謝のメールが多く届いた。地域の方の応援もあり、当初は1日20食限定だったお弁当も最終的には40食以上を10日間に渡り届けることが出来た。協力してくれた飲食店の方も、手書きのメッセージカードやおみくじを付けてくれるなど、子どもたちの笑顔のために様々な工夫をしてくれ、JCI昭島メンバーも、子どもたちの笑顔を見ることでやりがいを感じているという。
「今後は、コロナウイルスが終息しても、また第二波が来ることも考えながら、行政との連携を図り、ウイルスに負けない災害に強いまちづくり、そして、どんな状況でもくじけに屈強な人材育成を考えながら活動を行っていきたいです。」と降矢氏。

【SDGsを意識した容器に】
このプロジェクトで使用したお弁当の容器、実は開始4日目から竹パルプの紙容器を使っていた。
初日に使い捨てのプラスティック容器が使用されているのを見て、SDGsの観点から、“脱プラスティック”として森林伐採につながらない竹パルプの容器を急遽発注したJCI昭島。青年会議所が積極的にSDGsに取り組んでいなければ、容器代を負担してまで用意しなかったかもしれないという。
降矢氏は、新型コロナウイルスによって事業が出来なくなり、今年JCI昭島に入会した新入会員に対してもどかしさを感じさせているのではないかと心配しているが、第1弾から引き続き、地域のために動き続けているJCI昭島は“何もできない”ことはないはず。第3弾のプロジェクトにも期待している。


昭島青年会議所
2020年度スローガン
『率先垂範~おまえがやらなきゃ誰がやる~』
URL:https://www.akishimajc.gr.jp/

text by キャサリン