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ピンチをチャンスに!子どもたちにペーパークラフトを寄贈!

2020/04/21 12:00

2020年3月17日、愛媛県今治市喜田村1丁目の第一印刷株式会社は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校中の小学生に自宅でペーパークラフトを楽しんでもらおうと、市内全児童約7,600人分のキットを今治市教育委員会に寄贈した。3月初旬から学校が休校となり、子どもたちは自宅待機を余儀なくされ、今治市でいつ感染者が出てもおかしくないとの緊張感や不安が日増しに強まっているなか、子どもたちにペーパークラフトを寄贈した第一印刷株式会社代表取締役社長西原孝太郎氏(以下、西原氏)に経緯や思いを伺った。
(第一印刷株式会社代表取締役社長 西原 孝太郎氏 ※隣のバリィさんは西原氏が産みの親)

『私自身も小学生の親として、学校の休校により自宅で暇を持て余す子どもの姿を見て当社として何かできないか社内で相談しました。ちょうど当社で展開しているペーパークラフトの既製品を配布したら喜んでもらえるのではという話になり、寄贈することを考えました。』と西原氏。

ここで注目すべきは行動の早さだ。西原氏は、学校教員の方々は過去に例のない事態の対応に追われて多忙を極めていると推察し、決して善意の押し付けにはならないよう配慮をしつつ、今治市教育委員会を訪問。ペーパークラフトをどのような形で活用できるか教育長と相談した。検討の結果、市内全小学生約7,600名へ寄贈する運びとなった。相談に行って判断を仰ぎ、納品するまでの期間はおよそ一週間のスピード感だ。

また、ペーパークラフト寄贈には、暇つぶしだけでなく、紙離れが進んでしまっている昨今において、改めて紙の魅力・可能性を感じてもらうきっかけになればという想いも込められている。

(今回寄贈したペーパークラフト4種)
(左:おさんぽカレンダー 右:ネズミの段ボール貯金箱)
(左:ティラノサウルス 右:トリケラトプス)


『今回の新型コロナウィルスは姿の見えない敵なので、今までのような自由な往来は難しいと感じています。しかしながら、ただ恐れているだけでは事態は好転しないと思っています。ピンチはチャンスとよく言われるように、こんな時だからこそ今できることを真剣に考えることが大切だと思います。その際に重要なことは、一人で考えず周囲の仲間を巻き込むこと。それだけで驚くほどたくさんのアイデアが出てくると思います。さらに重要なことは自身の立場を踏まえて責任を取れる範囲で躊躇せず行動することです。私自身も若いときからいつも失敗を恐れず様々な事に挑戦してきました。このような先が見えない状況だからこそ、ぜひ失敗を恐れずチャレンジしていってください!』と西原氏は、自粛の流れの中で動くことに迷っている地域のリーダーに向けて熱く語った。

さらに西原氏は、今月の9日にFacebookで今治市内の飲食店情報を共有するグループ「バリメシテイクアウト」の運営も開始している。このグループでは、コミュニティへの参加店が随時、商品説明や画像、連絡先を投稿していく仕組みで、持ち帰りできる飲食店を支援している。取引先の声を聞いて回り、飲食店関係者も自粛の影響がかなり出ていると感じたことがきっかけの行動である。
バリメシテイクアウトURL:https://www.facebook.com/groups/171520183936404/

先行き不透明な今だからこそできることを考え、失敗を恐れずチャレンジすれば、必ずや新型コロナウイルスにも打ち勝つことができるはずだ。


西原 孝太郎 / Kotaro Nishihara (JCI今治OB) 第一印刷株式会社代表取締役社長 
1949年に創業し、販売促進支援を中心とした総合印刷業を営む。自社で運営するご当地キャラ「バリィさん」は、ゆるキャラグランプリ2012でグランプリ獲得。近年はペーパークラフトを中心とした商品開発にも注力し、紙の可能性を広げる活動を展開中。
http://www.dp-g.jp/company/greeting.htm

text by ソウ