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このままでは生き残れない時代に、私たちができること

2019/01/07 13:00

人気実力を兼ね備えた俳優として知られる伊勢谷友介にはもう一つの顔がある。環境問題に取り組み、社会活動を行う株式会社リバースプロジェクト代表取締役という社会実業家としての顔だ。日本最大のSDGs推進団体を旗印とする日本JCとの出会いは、必然のものだったー。

伊勢谷友介(以下、伊勢谷):リバースプロジエクトでは、これまでもいくつかの地域でJCの方々と協働させていただいておりましたので、今日の対談を非常に楽しみにしていました。

鎌田長明(以下、鎌田):ありがとうございます。今日は目標を同じくする者同士、実りのあるお話ができればと思っております。

SDGsの推進については、今までもJCとして取り組んできたのですが、2019年はその取り組みをJC全体の活動の柱にしたいと考えています。

経済を良くして社会を良くしようという手法は限界に達しつつあります。むしろこれからの世界は、社会を良くして、経済を良くする時代なのではないかと。だったら社会を良くするための重要な手がかりであるSDGsを、全面的に推進するべきだと考えたのです。JCにはSDGsの17のターゲットすべてにアプローチすることができる人数と馬力がある。事業規模にすれば数十億円のポテンシャルがあるといえます。そんな私たちが声を上げることで、より良い社会が実現できると考えました。

伊勢谷:それは素晴らしいですね。

鎌田:そこで「株式会社リバースプロジェクト」という社会貢献企業を生み出して、10年もの間走り続けてきた伊勢谷さんと話がしたかったのです。私が最も難しいと思っているのは、経済の指標ならGDPという数字がある、でも社会を良くすることに関しての数値はないということ。そこでSDGsのゴール実現が一つの指標になるのではないかと思ったのですが。

伊勢谷:そうですね、ゴール達成は大いに目安になりますね。

鎌田
:伊勢谷さんはSDGsに対して、どのような思いを抱いているのでしょうか?

伊勢谷:僕はこのSDGsを、人間社会に発せられた号令だと思っています。国連が脳で人類が身体だとすると、SDGsは「このままでは生き残れない、社会構造を変えなくては!」という脳からの指令です。この視点を手遅れになる前に人類が持てたというのは喜ばしいことです。自分が、資本主義社会の枠組みの中で、リバースプロジェクトを通じて世間にどれだけインパクトを与えられたかというと、まだまだ力不足だと感じています。ただ少しずつモラル的な気づきが、世間に起こり始めてきた感触があります。だから本格的なアクションはこれからなんじゃないでしょうか。

Text by Ryoichi Shimizu|Photographs by Masahiro Miki|Styling by Nobuhiro Kasai|Hair&Make-up by ShinYa [PRIMAL]