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友情マスク~宮古島から愛を込めて~

2020/03/27 22:15

2020年3月16日、一般社団法人 宮古青年会議所(以下JCI宮古)から北海道の北見青年会議所(以下JCI北見)へ手作りマスク300枚を含む1206枚が寄贈された。
JCI宮古とJCI北見は1981年に友好関係を締結しており、情報交換や事業の参加など盛んに交流している。
手作りマスク=友情マスクについてJCI宮古に話を伺った。
(JCI宮古 多宇陽祐理事長)
コロナウイルスで自粛ムードが続く3月7日、JCI北見の伊藤専務から、JCI宮古の具志堅専務に連絡が入った。
「北海道はコロナで大変です。北見市内でマスクが足りなく困っている方々や施設に寄付をしたいのですが、集めることが出来ず困っています。宮古島にマスクは余ってないですか?」
伊藤専務が藁をもすがる思いで聞いてきたことはJCI宮古 多宇陽祐理事長(以下多宇氏)も容易に推測出来た。
しかし、宮古島でも観光客や地元市民による買い占めは発生しており、店頭にマスクが並んだとしても、一人ひとつまでしか購入出来ないよう制限がかかっており、決して余っているといえる状況ではなかった。
マスクを集めるには厳しいかと思われたが、断りを入れる前にメンバー間で集めることが出来ないか調べてみることに。するとメンバーから「市販の商品を集めるより、洗って繰り返し使える手作りマスクの方が、使用効率が良い。」というアイディアが出てきた。そこで具志堅専務から伊藤専務に連絡を入れたところ「手作りでも非常に助かる」と聞いてJCI宮古は「友情マスク」作成に取り掛かった。
南国と北国で距離は離れているが、お互いを思う気持ちは離れていないという気持ちから『友情マスク』と名付けた。


多宇氏は感染者を増やさないためにも早急にマスクを届ける必要があると考え、少しの時間でもマスク作りに参加出来るメンバーを募った。
とにかくマンパワーが必要だったので、裁縫が苦手なメンバーも集め、日々マスク作りに励んだ。
作成時には「愛」を込めてほしいと多宇氏は伝えた。素人が作ると見栄えが悪くなる可能性もあるが、それをカバー出来るのは「愛」だとメンバーの思いを一つにした。
3日間で約300枚の『友情マスク』を作成し、3月14日には北海道へ送る手配を終え、その2日後、3月16日にJCI北見の堀江雄介理事長(以下堀江氏)のもとに「友情マスク」を届けることが出来た。
堀江氏は「一つひとつ縫い目がバラバラで、一人ひとりの思いが詰まっている。温かい心とぬくもりを感じる。」と感謝の気持ちを伝えた。
(JCI北見、北見市役所にマスク1206枚を寄贈)(JCI北見の堀江雄介理事長)

「ただただ助けたいという思いで、迷いは一切なかった」という多宇理事長。
ここまで反響があるとは想像していなかったという。
世間ではコロナウイルスで暗い雰囲気になっているが、解釈を変えてプラス思考に転じると、青年会議所が地域に何をもたらすことが出来るか、たくさんのアイディアが浮かんでくる。
JCI宮古のメンバーは「素人の我々でも出来たので、今後このような活動が更に広がってほしい。」と語る。
今後は、「友情マスク」の経験を活かし、施設や子どもたちにマスク作りをレクチャーする事業を構想中だ。
JCI宮古のようにマスクを作ってプレゼントする取り組みが広がれば、問題解決に繋がるに違いない。



一般社団法人 宮古青年会議所
2020年度スローガン
『漸進、今ここから!想いを紡ぐ為に、変革を起こそう~』
https://www.miyakojc.org/

text by ひかるってぃ