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復興Ⅱ 復興から発展へ。 JCI神戸は新しいステージに。  ~阪神・淡路大震災から25年 神戸地区の歩み~

2020/03/11 12:00

全国で死者6,434名、全壊10万4,906戸。近畿地区を中心に甚大な被害をもたらした 阪神・淡路大震災から四半世紀を経た今、過去を風化させないことで地域の防災の意識を育もうとする神戸地区の思いと取り組みを追った。

JCI神戸の当時の取り組み  

 今年第50回を迎える「神戸まつり」には、一年だけ行われなかった年がある。1995年、 阪神・淡路大震災が発生した年である。しかしこの年、中止となった「神戸まつり」の代 わりに行われた祭りがあった。JCI神戸が主催した「神戸元気復興祭」である。

 「家族を守り、企業を守り、地域の中で青年会議所の一員である自覚をもって活動してください」。これが震災当時の団秀和理事長がメンバーに発信した最初のメッセージである。2月に災害対策本部を立ち上げ、全国からの様々な支援を受けながら災害支援活動を行ったJCI神戸は、同時に復興への歩みも忘れなかった。そして6月に、被害を受けたメリケンパーク周辺などを会場として「神戸元気復興祭」を開催したのである。

 「できる人ができる時にできる事から始めよう~愛する街の未来に向けて~」をテーマにフォーラムやコンサートを開催し、7年後に控えていたサッカーW杯の誘致活動の火も灯し続け、市民に生きる勇気と夢を与えた。

 翌年には、「神戸元気復興祭」の開催を支えた復興へ思いをのせた60ページにも及ぶ 「復興提言書」を神戸市に提出し、神戸復興に寄与した。



災害ネットワークの重要性

  震災から25年。被害が大きかった下町の商店街もビル街に変わり、神戸港のコンテナ取扱量も震災前を上回った。震災を知らない世代も増え、震災の風化が懸念される中、JCI神戸では、2018年に(社福)神戸市社会福祉協議会と、JCI日本の賛助企業でもある(一財)大吉財団と、「災害時等における協力体制に関する協定」をそれぞれ締結した。そこには、平常時から連携強化を図り、災害が発生した際には情報を共有し資材などの物的支援や人的支援が定められている。他団体との連携をいっそう強化することで、災害時により効果的な支援を内外で展開することが期待される。

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 「神戸の復興は一区切りがついたと言うべきタイミングがきたのかもしれませんが、まちの発展が大きく遅れてしまったことは否めません。これからは行政だけでなく地域企業 や学生ともタッグを組み、神戸経済への投資に注力して、まちを発展させていくことが重 要です。このJCI×企業×学生の連携スキームで重要となるのがSDGsの理念になります。SDGsをベースにした神戸の発展を目指す連携は、災害時にはそのまま共助連携に切り替わる性質も持ち合わせます。失われた25年を取り戻すべく、我々JCI神戸は神戸市の一員として新しいフェーズに向かいます」(JCI 神戸 第62代理事長 川谷 朋寛)

 

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一般社団法人 神戸青年会議所

創立年月日:195843

2020年度のスローガン:積極変動

https://kobejc.or.jp/


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text by しゅみちゃん