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資金調達で社会貢献 ほうわSDGs私募債の発行

2020/01/24 18:00

2020年1月24日、豊和銀行本店(大分県大分市)で「ほうわSDGs私募債」における寄与贈呈式が行われ、会場にはマスコミ各社、また九州各地の青年会議所から役員やメンバーが訪れた。

「ほうわSDGs私募債」とは、株式会社豊和銀行が取り扱う新しいかたちの債券。
発行額の0.2%相当額を学校教育に資する物品の寄贈、もしくはSDGsの目標達成に向け取り組む関連団体へ寄付することで、発行体(資金調達する企業)、銀行(豊和銀行)、双方が私募債を通して社会貢献できる仕組みとなっている。

発行金額:3,000万円以上5億円以下
償還期間:2年以上5年以内(定時償還については最長10年)
償還方法:満期一括償還又は、6カ月毎の定時償還

発行体が私募債を発行するメリットとしては、
・資金調達手段の多様化(資本市場から直接資金調達が出来る)
・長期安定資金の調達が可能(満期一括償還・固定金利・長期の債券であるため、資金計画が立案しやすく財務の安定化が図れる)
・地域に貢献している優良企業として認知され企業イメージアップにつながる(私募債を発行できる企業は適債基準をクリアした優良企業に限られる)
等々があげられる。

今回の発行体(資金調達する企業)は、大分県下で物流業を営む株式会社 鶴見。
寄付先として選定されたのは、SDGsを積極的に推進し、外務省主催2019年度ジャパンSDGsアワードにてパートナーシップ賞を受賞した公益社団法人日本青年会議所(以下、JCI日本)の九州地区 大分ブロック協議会だ。


豊和銀行 取締役頭取 権藤淳 氏は、
「SDGs目標達成のために有意義に使っていただきたい。株式会社鶴見様、JCI日本様、そして豊和銀行が三位一体となった取り組みである。」と話した。寄付にまで至ったのは全国で初。
「このスキームが(豊和銀行だけでなく)全国的に波及し広まっていくことを期待する。これを機会にJCI日本が取り組むSDGsの活動がさらに活発となること、そしてこの寄付を通じて株式会社 鶴見様のSDGsの取り組みも一歩進むことになるのではないだろうか。」と、全国展開されることで持続可能な社会の実現に近づいていくことへの光を示した。

(豊和銀行 取締役頭取 権藤淳 氏)

私募債の発行体である、株式会社鶴見 代表取締役 三浦政人 氏は、別府青年会議所の2001年度 理事長であり、JCI日本が50周年を迎えた年でもあった、と振り返る。
「今回、自分たちが私募債を発行することで改めてSDGsについて学ぶことが出来た。このスキーム(寄付型私募債)は非常に良い活動であると感じており、自分も青年会議所で汗を流したメンバーの一人として、少しでもJCI日本の運動のお役に立てれば。」と後輩にあたる全国の青年会議所メンバーにエールを送った。

(株式会社 鶴見 代表取締役社長 三浦政人 氏)

寄付を受けた、JCI日本 副会頭 中島土 氏は、関係各社に ほうわSDGs私募債の寄付先に選んでいただいたことの感謝を伝え、2019年のSDGsの推進における軌跡を紹介した。
JCI日本は、SDGsを日本で一番推進する団体として、全国692の地域の全ての青年会議所とともに「SDGs推進宣言」を表明。2019年1月には、政府、地方自治体、企業、住民等の多様な主体による持続可能で豊かな活力ある社会の実現に向けた能動的行動を後押しし、誰一人取り残さない社会の実現に貢献するため外務省とともに「SDGs推進におけるタイアップ宣言」を行った。

「昨年 JCI日本と各地の青年会議所は、約2,300件の事業、30億円以上の予算、200万人以上を対象にSDGsを推進してまいりました。その甲斐もございまして、昨年の12月 SDGs達成に資する優れた取組みを行なっている企業・団体を表彰する第3回ジャパンSDGsアワードで 特別賞(パートナーシップ賞)を受賞することが出来ました。本年もJCI日本は、各地の青年会議所とともに、経済活動を通してSDGs達成に貢献し、社会の改善によって経済の成長を促すという考えのもと、SDGs達成に向けた歩みを止めることなく邁進してまいります。」と力強く想いを語った。

(公益社団法人日本青年会議所 副会頭 中島土 氏)

今回のように、地元の企業と地銀が手を取ることに加え、地元に根付き かつ全国にネットワークを持つ青年会議所のネットワークと想いがかけ合わさることで、地方からSDGs達成に向けた展開が加速し、地方創生が実現することにも繋がる。

「株式会社 鶴見様がございます大分県において、地域の中において社会課題を解決する事業(防災・安全な水の確保・SDGs認知度向上の取り組み等)に使わせていただき、SDGs達成に向けて貢献してまいりたいと考えております。そしてこの取り組みを大分県から日本全国へ波及していきたい。」と中島副会頭は明るく前向きなビジョンを示し、権藤頭取の想いに応えた。


株式会社 豊和銀行
大分県大分市に本店を置く地域密着型銀行。地域と共存、共栄、共感することで、地域との共生を目指し、さらに飛躍できる銀行づくりにチャレンジしている。権藤淳 氏(取締役頭取)を筆頭に様々な変化を想定し、新たなビジョンを追求し続けている。「ほうわSDGs私募債」の他に、「がんばろう九州私募債」も募集しており、がんばろう九州「まち・ひと・しごと創生」と題して地方創生にも積極的に取り組んでいる。
スローガンは:いちばんに、あなたのこと。
https://www.howabank.co.jp/

 

株式会社 鶴見
1968年設立、大分県別府市に本社を構える物流会社。食品関連の物流を主力に代表取締役社長 三浦政人 氏のもと「不易流行、創造と挑戦」を掲げ、顧客満足度と品質の向上に努めている。また「0」のつく日は「事故ゼロの日」として、街頭で交通安全の啓蒙活動も行い、安全運転推進・事故撲滅に力を入れている。
スローガンは:お客さまのため、社員のため、地域のために安全第一。
http://tsurumi-logi.com/index.html

text by YasuTokyo