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人と企業が生み出す好循環 SDGs3.0とは?

2020/01/18 16:00

2019年第3回ジャパンSDGsアワード特別賞を受賞した公益社団法人日本青年会議所が、国立京都国際会館にて行われた2020年度京都会議メインフォーラムで「SDGs3.0~人と企業が生み出す好循環~」を開催した。

SDGsの誕生」をSDGs1.0SDGsを知っている「知識としてのSDGs」をSDGs2.0。そしてSDGsを実践していく「行動としてのSDGs」をSDGs3.0と定義付け、大阪府四條畷市長東修平氏(以下東氏)、阪急阪神ホールディングス株式会社代表取締役会長角和夫氏(以下角氏)より、産官双方の立場からのSDGsの実践について述べた。 

地方行政の問題点の一つは、意思決定者が同質のバックグラウンドを持つことであると東氏。四條畷市では、「民間企業で働いていた」、「0歳児の子育てをしている」、「テレビ局で働いていた」など様々なバックグラウンドを持つ人間を行政の意思決定の場に参画させることで、様々な発想で課題を解決している。その中で生まれたのが窓口に来た方に対してのみサービスするのではなく、こちらから訪問してサービスをするアウトリーチ型のサービスだ。また、窓口支払いのキャッシュレス化や住民票をWEBサイトで入手できるなど、行政ならではの問題に向き合い、精力的な取り組みをしている。


大阪府四條畷市 第五代市長 東 修平 氏



角氏の阪急阪神ホールディングスグループは、SDGsの啓発メッセージを発信するSDGsトレインを運行している。この列車は持続可能な開発目標SDGsをテーマとしたラッピング電車で、車体の外観だけでなく、車内ポスター枠やステッカー類をすべてSDGsの目標をイメージしたものに統一し、列車全体で啓発メッセージを発信することで、ご利用のお客様にSDGsに対する理解を深めていただくことを目的としている。この列車の運行が、ご利用のお客様とともに、より良い地域・社会を考えていくきっかけになればとSDGs推進に積極的に取り組まれている。


阪急阪神ホールディングス 代表取締役 会長 角 和夫 氏



SDGsの啓発メッセージを発信するSDGsトレイン



課題解決をするに際してのパートナーシップの重要性について角氏は、社会全体を動かし、持続可能な社会を作るには一民間企業だけではとてもできる話ではないと述べ、産学官だけでなくプラス金融プラス市民を巻き込んだパートナーシップが必要だと述べた。

また、東氏もパートナーシップなくして持続可能な社会の実現は不可能だと回答し、それぞれの得意なところ、強みを活かし、苦手な部分を補い合うこと、そして行政と民間だけでなく、規模の違う行政間どうしも連携していく必要があり、パートナーシップは大変有用であると強調した。

 

好循環を生み出す人と企業は周りにいる方とのパートナーシップが重要で、プランに力と時間を使うだけでなく、行動に移すことが持続可能な社会実現への近道だ。

text by ソウ