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住宅の建築設計からはじめる持続可能なエネルギーの合理化

2020/01/12 12:00

愛知県名古屋市にて、主として住宅や小規模店舗の設計監理を行う建築設計事務所の株式会社ニュートラルアーツ。デザイン・間取り・住宅スペックの3つを総合的に考慮した価値のある住宅づくりを目指す設計事務所の朱宮氏が目指す社会とは?朱宮氏の思いに迫った。

住宅づくりにおいて、再生可能エネルギーを活用する次世代型省エネ住宅である「ZEH住宅」の普及に取り組んでいます。また、高気密高断熱の家を計画することはもちろんのこと、エアコン1台で住宅全体の温熱環境を整えるシステムである全館空調を提案し、住みやすさの満足度をあげ、省エネ効果の高い建築設備を用いることでエネルギー消費量を下げる住宅づくりをしています。さらに、エネルギーの収支を確認できるHEMSを導入することで、少ないエネルギーで快適に生活できる住宅を目指しています。


図1 ZEHのしくみ


図2 HEMSのしくみ

建築は人が営むものとして必要不可欠なものですが、建築行為自体は環境破壊そのものといっても過言ではありません。そのため、少しでも地球環境に対して配慮する計画を行うべきだと考えます。弊社は設計事務所としての計画段階から工事完了まで、エネルギー対策という視点から環境保全を積極的に取り組みます。


エネルギーの使用削減は、高気密高断熱の家を計画することとセットのため、住環境の向上に加え、家庭の光熱費を抑えられることで、施主様に喜んでいただけます。そのため、環境と施主様の両者にとって満足の高いものとなります。しかし、エネルギーの合理化や高気密高断熱住宅を工事するには、コストがかかるため十分なエネルギー対策ができない場面もあります。コストだけに頼らないパッシブデザインも学ぶ機会も多くあるため、弊社の設計能力も上昇し、SDGsに取り組むことで自らの武器になることも認識しました。
省エネ対策を行うための設備をはじめとする知識と自らの設計能力を磨く必要がある気づきを得られました。


設計面からは引き続きSDGsのゴール7を考慮し、創エネによるクリーンなエネルギーを用いて、蓄電池などを利用して家庭の電気を自給自足し、地球環境に優しい住宅を普及したいと考えています。さらには、VPPの取り組みにも注視して、住宅といった点でのエネルギー対策だけでなく地域といった面で考えるエネルギー対策にも積極的に関わっていきたいと思います。


図3 VPPのしくみ

また、住宅づくりで関わった施主様をはじめ、関係業者や職人の方ともSDGsについて話し合い、認知度の普及に努めると共に環境活動へ参加していただく意識づけを進めていきたいと思います。


今後は、SDGsを推進しているメーカーと協力して住宅づくりからみた省エネの仕組みづくりやエネルギー利用に対して合理的な設計手法を考えていくことをはじめ、SDGsを広める活動を行っていきたいです。




朱宮 豊/Yutaka Shumiya
株式会社ニュートラルアーツ 代表取締役(JCI名古屋)
愛知県名古屋市にて、主として住宅や小規模店舗の設計監理を行う建築設計事務所の株式会社ニュートラルアーツ。人生で一番高い買い物といっても過言ではない住宅づくりをご家族と丁寧に打ち合わせを進め、唯一無二の終の棲家をつくりあげてる。
住宅づくりで最も必要だと考える間取りに加え耐震性、温熱環境もといった住宅として必要とされるスペックも高めた設計を行っている。ニュートラルアーツはデザイン・間取り・住宅スペックの3つを総合的に考慮した価値のある住宅づくりを行っており、特にSDGsにのゴール7のエネルギーの合理化に関して積極的に取り組んでいる。

text by JCブランド確立会議