• HOME
  • 持続可能なヘルスケア講座 vol.9「歯磨きで口臭を防ぐ!」

持続可能なヘルスケア講座 vol.9「歯磨きで口臭を防ぐ!」

2019/12/26 11:52

口臭はビジネスパーソンの大敵!自分では気づいていないお口のニオイが原因で周囲に迷惑をかけたり、まとまるはずの商談がまとまらなくなっていたりすることもあるかもしれません。ライオンが「日頃気になる自分のニオイ・他人のニオイ」を調査(下図)したところ、さまざまなニオイのなかで、自分のニオイでも他人のニオイでも、最も気になるのは「口臭」という結果も出ています。

口臭の歴史は古く、紀元前5世紀には仏教の開祖となった釈迦(ブッダ)でさえも、弟子の口臭に悩まされていたという資料が残っています。その際に釈迦が残したのが「体臭・口臭は心と身体の不浄の現れ」という言葉。弟子たちの口を臭いままにしてはおけまいと、釈迦は歯木と呼ばれる木の棒を弟子たちに噛ませ、口臭を予防したといいます。

釈迦をも悩ませた口臭ですが、発生原因によって大きく3つの種類に分けられます。1つめが、生理的口臭。これは、起床直後や空腹時などに口の中の細菌が増殖して発生する口臭です。生理的口臭は健康な人でも発生する口臭で、歯みがきや食事をすることにより減少します。その次が、病的口臭。歯周病、進行したむし歯など、口の中の病気が原因で発生する口腔由来の口臭と、糖尿病や肝臓病など、からだの病気が原因で発生する全身由来の口臭があります。

そして、外因的口臭。ニンニク、ネギなどのニオイのある食品、酒、タバコなどによる口臭で、多くは時間の経過とともに弱まります。

このように原因は様々ありますが、生理的口臭は、口の中の汚れを除去し、口を清潔に保つことで予防できます。そこで今回は、歯みがきと舌みがきをピックアップし、詳しくご紹介していきます。



TOPIC.1 歯みがきの基本

3つの基本を意識して、1カ所あたり20回程度を目安に、丁寧に磨きます。まず、ハブラシの毛先を歯面にきちんとあてること。次に、毛先が広がらない程度の軽い力でハブラシを歯にあてて磨くことです。力が強すぎるとハブラシの毛先が広がってきちんと磨けません。3つめが、5~10mm幅を目安にハブラシを小刻みに動かし、歯を1~2本ずつ磨くこと。大きく動かすと毛先が歯と歯の間に届かず、歯垢を落とせません。また、汚れのたまりやすい歯と歯ぐきの境目は、45度の角度でハブラシをあて、細かく前後に動かして磨きましょう。




TOPIC.2 舌を清掃して舌苔を除去

口臭の主な発生源となるのが、舌についた汚れである舌苔。「舌みがき」で舌苔を除去すると、口臭予防に効果的です。とろが、ライオンの調査では、口臭が気になると答えた方でも、約6割もの人が「舌苔の除去をしていない」という結果が出ています。

舌みがきは、舌ブラシやハブラシを舌苔が付着している部分に軽くあて、奥から手前に向かって、ゆっくり動かして清掃します。ただし、舌は非常にデリケートな組織なので、力を入れすぎないこと、清掃しすぎないことも重要です。舌みがきの目安は1日1回。舌の汚れが気になるときに清掃してください。舌専用のクリーニングジェルもおすすめです。







太田博崇◎オーラルケアマイスター。オーラルケアの基礎研究・製品開発に30年以上携わり、その間、国立研究所や歯科大学との共同で疾患予防研究に従事。これらの経験を活かし、オーラルケアと健康生活に関わる有用な情報を人々に届けている。

株式会社ライオン◎次世代ヘルスケアに貢献する製品・サービスの提供により、「新しい観点から人々の幸せづくり」をリードすることでサステナブルな社会に貢献することを目指している。また、公益財団法人ライオン歯科衛生研究所では、人々の健康と生活の質の向上につながるよう口腔保健に関する事業を展開。企業向け歯科保健事業では、申し込みをした企業を対象に歯科検診を行い、口腔ケアのチェック、指導を行なっている。企業向け歯科検診は随時受付中。