• HOME
  • JCだから実現可能な民間外交の姿 

JCだから実現可能な民間外交の姿 

2019/11/22 11:00

日韓JC 会頭会談の実現

日韓の政治関係の悪化に伴い、お互いの感情がもつれている現状のなか、両国民の状況や報道やネットでの世論はどのようになっているのか。

また、民間交流が途切れている地域があり、今後、民間交流はどのようにしていくのかなど、今の状況の再確認と、今後の民間交流の未来像について10月1日大阪市内近畿産業信用組合本店にて社団法人韓国青年会議所と公益社団法人日本青年会議所の会頭対談がおこなわれた。



韓国JCからはチャン・スンピル会頭をはじめとする役員15名、日本JCからは第68代 鎌田長明会頭をはじめとする役員15名がそれぞれ会議に参加し、日韓の政治関係の悪化と現状確認をしたのち、日韓両国の民間外交について発展的な交流を継続する方法について協議がおこなわれた。

2019年現在、韓国JC日本JC間では姉妹締結を結んでいる青年会議所が70カ所あり、年間で74の共同事業をおこなってきた。日本に存在する青年会議所の約1割が該当し、他の国に比べ交流が深いことが挙げられます。今回の会談では今後も姉妹締結を積極的におこなうこと、スポーツを通じた交流など共同事業を増やすことについて両国で共通の認識として共有した。

特に、チャン・スンピル会頭は8月に開催された「JCカップU-11」では例年にはなく韓国でもトーナメントをおこない、大阪府堺市での決勝大会に韓国チームも参加するなど、事業を通じた積極的な交流がおこなわれたことにふれ、韓国JCとしても中央組織から広報し、参加者をより多く募っていきたいと述べた。



さらに10月18日から開催される韓国の「全国会員大会」に日本JCから一人でも多くの参加してもらい、両国間の抱える問題についての討論や青年会議所による交流の歴史を学び合う機会をもちたいと意欲をみせた。

そのためには、まず中央機関の交流が必要と考え、鎌田会頭を全国会員大会に招待したい旨を伝え、鎌田会頭も是非参加したいと呼応した。

鎌田会頭からは、2006年に両国のJCで締結した協定について振り返り、協定についての認識が薄れないように、またJCの在り方をきちんと証明すべきであると述べ、改めて新しい協定を結びたいと強調した上で、両国の事業に対してお互いを尊重していきたいという想いを伝えた。



国家間での政治関係に緊張が高まるなか、次世代を担う青年同士による民間外交の強化が約束された会談となり、JCだからできる民間外交によって両国間の良好な関係を築く可能性が照らし出された。

今後も相互の発展的な関係性の構築に向けて活動を続けていくとのことである。

Text by 小倉康宏