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医療部会 カンボジアミッション 体験記1

2019/12/11 15:00

医療部会は1964年に業種別部会として設立された日本で唯一の青年医療関係者の団体です。医師・歯科医師・薬剤師をはじめ、医療・福祉・介護・健康に従事、または関心を持つ青年会議所会員により構成されます。

その活動の中にカンボジア医療ミッションがあります。今年、京都の医師、守上さんは初めて参加しました。

SDGsは医療・介護・福祉においても積極的に取り組む必要があります。持続可能な医療のあり方を探し続けなければならないなか、カンボジアの地で得た生の声をいただきました。

 

「カンボジア医療ミッション」 概要

 

世界がSDGsSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」について模索する中、自分自身も海外の国へ赴き、何かできることはないか、知見を広げることはできないかと模索しているある日、日本青年会議所(以下JC)医療部会より、2019年のゴールデンウィークを使ってカンボジアへ医療ミッションに一緒にいかないかとお誘いがあった。

JC医療部会では、これまでネパール、ミャンマー、カンボジアなど、様々な国で医療ミッションを行ってきている。本年度はJC医療部会第56代部会長石川久先生のもと50名を超える仲間と共にカンボジア王国での無償医療活動を行った。

その活動を通してSDGs活動に貢献できるのではないかとの目線、また人生初のカンボジア視察を経験した目線で、カンボジアという国の現状について、レポートを行いたいと思う。

 

カンボジア医療ミッションは、クメール・ルージュによって荒廃したカンボジアの未来を担う子供たちに医療支援を通じて支援を届けるため、2004年に始まり15回目を迎えており、2012年にはJCIカンボジアのチャットモックJCと友好条約を締結、パートナーシップを築いている。

 

現在のカンボジアは地域間格差や貧富の差の拡大など様々な社会問題を抱えながらも急速な経済成長を続けており、将来的にはカンボジアの仲間が日本JCの運動を引き継ぐことを目標としている。

 

カンボジアは18.1万㎢(日本の約半分)、人口1600万人、首都をプノンペンに置くアジアの国家である。

主要言語はクメール語。

1975年から1979年までのクメール・ルージュ(ポル・ポト派)による恐怖政治が行われ、以後1999年にASEAN加盟、以後急速に近代化が進んでいるが、今なお地域格差が高く、地方のインフラは未整備な状態が継続している。現在はフン・セン首相の元、議院内閣制をとっているが、特筆すべきはこの国の成長率であり、2011年以降、7%台の成長率を維持しており、2018年度は予想を超える7.5%、また2019年度も7%台を継続する可能性が高い。

人口分布的に考えると平均年齢は驚異の25.6歳、つまり、国の中心は若者であり、これからの成長率が非常に高い国家といえる。

世界最速で、また加速度的に高齢多死社会を迎えているわが国とは対照的な、まさに将来のある国である。

 

 

日本からプノンペンまでの直行便は成田空港から、渡航時間は7時間程度。ANA使用での移動は快適で、特に空港で困るような事はなかった。

プノンペン到着後、現地のカンボジアチャットモックJCの出迎えの車でプノンペン空港から市内のホテルまで移動したが、空港は近代化されており、道中も道路は舗装されており、日本にいる我々が考えるいわゆる田舎な印象はない。

特にプノンペン市内に入ると高層ビルが立ち並び、アジアでよく見かけるトゥクトゥクに交じって、高級SUV車が散見され、いわゆる近代国家の首都として機能している印象を受ける。

独立記念塔の交差点は光彩ライトに噴水で装飾されており、幻想的な雰囲気もあったが、プノンペンの町並みは歴史的な建造物、よりは高層ビルと近代化された舗装路の印象が強かった。

宿泊先のプノンペンホテルは現地では高級ホテルとして扱われていが、アメニティは充実しており、浴室ではシャワーも勢いよくでる。部屋には異臭もせず、清潔感も高かった。

市街地は上記のように高い水準を保った都市機能が維持されており、また年々、プノンペンを訪れる旅行者に話をきくと、毎年のように立派に、豪華になっており、数年前と比べるとまったく違う都市に見えると話をされていた。

 

 

現地の継続レポートを行う。(第二回に続く。)

 

 

 

 

「日本青年会議所医療部会とは」

日本青年会議所医療部会は、1964年に8番目の業種別部会として設立された日本で唯一の青年医療経済人の団体です。医師・歯科医師・薬剤師をはじめ、医療・福祉・介護・健康事業に従事する、または関心を持つ青年会議所会員によって構成され、医療を通じた明るい豊かな社会の実現のため、様々な運動を展開しています。 *詳しくは「JC 医療部会」で検索ください。

Text by Yoshiki Morikami