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遠くない未来、日本JCが発掘した若い才能が世界を変えていく。

2019/08/17 14:00

 社会に革新を起こしうる人材を発掘する「異能ベーター発掘プロジェクト」。その若き受賞者と日本JC会頭鎌田長明君との鼎談が実現した。受賞者はAIロボティクスで世界中の農業を豊かに発展させたいという中井健翔君、クワガタ採集と研究に夢中な青木喜大君、脳科学オリンピック日本大会優勝者でもある清水力君の3人だ。彼らは、日本JCの少年少女国連大使事業の本年度の大使として、ジュネーブの国連本部を訪れることが決定している。 


鎌田長明(以下鎌田) まず気になったのは、なぜそれをしようとしたのかが知りたいな。

中井健翔(以下中井) 僕はレゴで組み立てることの面白さを知り、そこからプログミングを始めました。夢はAIロボットで農業の問題を解決することです。


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青木喜大(以下青木) 僕は母の実家が農家だったので、自然と接する機会が多かったんです。そして父の知人の世界のクワガタ採集家の影響で、世界中の珍しいクワガタを採取することが夢になったんです。新種を見つけられて、自分の名前をつけられたら、最高です。


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清水力(以下清水) テクノロジーを学びたいと思ったんですが、AIなどの技術に興味がある人はたくさんいるので、それよりもヒトの遺伝子を研究するほうがが、より医療問題や社会問題にアプローチできるとも思って脳に興味を持ちました。





鎌田 
君たちは今年、国連大使として国連本部に行く予定だけど、例えば国連事務総長に会ったとしたら、どんなことを伝えたい?

清水 興味があるのは人口の問題です。先進国が少子化し、途上国が人口爆発している状況を、今後どうするかということです。それってきれいごとで済ませられないことなんだと思うんです。でもこのままでは近い将来大変なことになると思うので。


鎌田
 うん、そのことについては教育が大切だと、国連は声明を出しているね。それが最適な道だと。


all


清水 でもそれって先進国の押し付けなんじゃないかとも思うんです。だからぜひ、直接聞いてみたい。


青木
 僕が気になるのは人間が差別やイジメをする生き物だということ。スマトラ島で火山が噴火して壊滅状態になった地方の人々がお互い助け合うのではなく、被災者間でさえ差別する・される状況が生まれているのが現実だと知りました。そうした人間の特性をどう改善するのかを聞いてみたい。


中井 僕はですね、予防接種って、海外では注射ではなくて鼻から吸入することが多いのに、なんで日本はそうなっていないのかが気になります。


鎌田 みんなすごいね(笑)。じゃあ最後に3人には、100年後の未来を想像してみてもらいたいな。


中井
 そうですね。ドローンがタクシーみたいに使える世の中! エネルギー問題はすべて解決していると思う。


青木 環境を考える人が増えて、絶滅する生物がいなくなる!


清水
 人類が滅亡していなければいいけど……。


鎌田
 あはは、いろんな考え方があるね。僕がなぜこの質問をしたかったかというと、この先100年後、僕は無理でも君たちだったらまだ生きているかもしれないからなんだ。実際に未来の世界に生きている人が描く予想図こそ、大きな可能性を秘めていると思うんから。みんなのこれからの活動に期待してますよ!



日本JC認定異能ベーター

異能ベーター

(右)中井健翔/Kent Nakai◎大阪府吹田市在住。中学1年生。夢はAIロボットで世界の農業を豊かにすること。イギリス留学中に、数学は高校まで飛び級し、数学競技において全英中高生部門のトップ4%の成績を残す。
(中)青木喜大/Yoshihiro Aoki◎茨城県土浦市在住。高校1年生。夢は新種のクワガタを発見し、自分の名前を付けること。幼い頃に近くの山で出会ってから、クワガタ愛は留まることを知らず、東南アジアの島々を訪れ、クワガタ採集や生態系の研究を行っている。
(左)清水力/Riki Shimizu◎大阪府高槻市在住。高校3年生。夢は脳科学で、医療課題や社会問題の解決に貢献すること。科学者・事業者として、脳科学のみならず経済・金融など幅広い分野の知識を吸収し、未来を切り開こうとしている。

 




 

Text by Ryoichi Shimizu | Photographs by Kiyoshi Hirasawa