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持続可能なヘルスケア講座 vol.5「関節をほぐす」

2019/08/29 13:00

股関節は、体のほぼ中央に位置する、上半身と下半身をつなぐ重要な関節です。股関節をほぐせば、全身の血行やリンパの流れが良くなり、体調が整います。また、股関節を土台として背骨や首、肩甲骨も正しい位置へと導かれるので、体の歪みがほぐれて肩こり・腰痛・ねこ背が改善されます。

特に、ねこ背の原因は、上半身や筋肉のねじれ。ですので、上半身を支える股関節を正せば、自然と背骨や首の位置が整ってすっと上へと伸び、ねこ背が改善されるのです。

そこで今回は、股関節・頚椎・肩関節をほぐしてつまりを改善し、体調を整えていく方法をご紹介します。

また、関節が歪むと骨と骨の間が狭くなったり、骨と骨をつなぐ筋肉がかたくなったりしてしまいます。すると、神経伝達物質やリンパ、血の流れがとどこおり、代謝や内臓機能の低下や、疲労が起こりやすくなります。さらに、神経伝達物質の流れが悪くなると、就寝中に脳から体への信号も送られにくくなります。

すると、寝返りをうてなくなって同じ姿勢で寝続けることになるので、体にはどんどん疲れがたまっていきます。

股関節と肩関節は血流、リンパの関所のようなもの。この二カ所を念入りにほぐして、体の調子を整えましょう。

首まわしストレッチ

首の抗重力筋を鍛えます。首まわりの衰えた筋肉を鍛えると椎関節のつまりがなくなって首が上へと伸びて長くなり、ねこ背の改善につながります。

1. 両手はウエストラインに置き、肩幅より少し広く脚を開いて、足の外側のラインを平行にして立つ。足の指をあげてかかとに重心をおいたら、腰のあたりを立てて正面を向く。

2. 目線を左に水平移動させながら、腰まわりは正面に向けたまま、首だけをできるだけ真後ろまでまわしていく。肩も動かさないように注意する。

3. 首を後ろまでまわしきったら、正面に顔を戻し、足底から全身に筋肉を伸ばし、体勢を整えてから、右側にも同様に首をまわす。左右交互に5セット行う。

首を後ろにまわす際は、ゆっくりと行ってください。からだの軸がぶれないようにすることが重要です。

股関節まわし

股関節の周辺の筋肉をほぐしてしなやかさをとり戻し、ウエストをしぼるストレッチです。

1. 肩幅より少し広めに両足を開いて立ち、両手の指を左右の太もものつけ根(股関節の位置)に添える。目線は正面へ向ける。

2. 両足の指を上に持ち上げ、かかとに重心がかかるようにして立つ。

3. 恥骨(股の上あたりの少し出っ張っている骨)を意識し、前に押し出すようにして、脚のつけ根を右、後ろ、左、前へと時計回りに3回、水平に回す。

4. 同様にして反時計回りに3回、まわす。時計回りに3回、反時計回りに3回で1セットとし、3セット行う。

頭や胸、腰は動かさずに、一本の糸で頭をひっぱられているイメージをしながら、坐骨と恥骨だけをまわす感覚で行います。

肩関節ストレッチ

ねこ背の要因をつくり出している肩甲骨を下に動かして、首から頭、背中の抗重力筋にアプローチするストレッチです。

1. 肩幅より少し広めに脚を開き、両足の指を上に上げてかかとに重心をおく。

2. 右手を下腹のあたりに添えて、左手を下から上へと耳を擦るように上げていく。左手を頭上まで上げたら手の平をくるっとひっくり返し、からだの外側に向ける。ひじは、まっすぐに伸ばしておく。

3. 頭上に上げた手を後ろに回しながら下へおろしていく。手を動かす際は脚底から首を伸ばすことを意識し、肩をすくめたり、首を縮こめたりしないように気をつける。

4. 手を回し終わったら、下におろした手をひっくり返して、スタート時点の体勢に戻す。この動作を5回繰り返したあと、反対側の手も同様に5回動かす。

からだの軸がぶれないようにすること。何回か繰り返すと、肩甲骨まわりがほぐれて動き始めることを実感できるはずです。


南 雅子◎美容家。エステティシャンとして20年活躍後、1990年、整体、カイロの資格を取得し、日本で初めてエステに整体カイロを取り入れ「整体エステGAIA」主宰となる。整体、カイロ技術を取り入れたオリジナルプログラムによる骨盤矯正、脚(XO脚)矯正などで取材多数。