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ビジネスリーダーの流儀 vol.7「晴雨兼用傘」

2019/11/12 15:00

ヒト、コト、モノの間には、人生を豊かにする様々な物語がある。 粋人とデータからビジネスリーダーが身につけるべきたしなみを学ぶ──。

皇族にも愛されてきた老舗洋傘メーカーの三代目に、雨から猛暑までに対応する賢明な傘について聞いた

有害な紫外線を遮る日傘は、これまで女性の必需品とされてきた。ところが、「記録的な猛暑」というワードが耳慣れたものになった今、男性も日傘を常備する時代に突入しているようだ。例えば、ヤフーショッピングにおける2018年の男性用日傘の注文者数は前年に比べて約5倍にまで伸長している。また、今年の5月21日には環境省が「男性にも日傘の活用を促す取り組みを始める」と発表した。

そこで今回は、女性はもちろんのこと男性にも日傘の名品と出合っていただくために、東京都台東区にある前原光榮商店のショールームで代表取締役・前原慎史氏に話を伺った。同店は昭和23年に創業した高級洋傘メーカーであり、日本の皇室に傘を納めてきたことでも知られている。

自分専用の日陰を持ち歩く

「肌や髪の毛を紫外線のダメージから守るというアンチエイジングの側面も大事ですが、それにも増して熱中症を防ぐという観点から考えて男性にも日傘は必要だと思います。当店では創業当初から絹紬(けんちゅう)というシルク素材を使った男性用の日傘をつくってきました。現在では晴雨兼用で使用できるポリエステル素材のタイプが人気で、昨年から今年にかけては特に売れ行きが好調です」(前原氏)

晴雨兼用の傘には撥水効果とともにUVカット機能も付加。太陽光を遮って傘の下の温度を下げることにより、猛暑日の辛苦を和らげてくれる。
「男性はスーツスタイルにも合わせやすいピンストライプ柄、女性は華やかで上品な花柄など、生地の見栄えにもこだわりながら愛着の持てる一本を選んでみてはいかがでしょうか」(同)

オリジナルの生地から天然木を加工した手元まで、日本のものづくりの粋を集めた傘とともに過ごす夏。今年は日傘を洒脱に、賢明に携行したい。

   <男性用 2万5,000円>

   <女性用、1万8,000円>



前原光榮商店 ショールーム
住所|東京都台東区三筋2-14-5
Tel|03-3863-4617
営業時間|10:00〜12:00、13:00〜17:00
定休日|月曜・日曜・祝日
http://maehara.co.jp

Text by Kuniryo Kiyoto | Photographs by Kayo Igarashi