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婚活 結婚の今 ~少子化に歯止めを!婚活が日本を救う!?~

2019/10/29 15:00

質の高いカウンセラーをそろえ、地域の「仲人さん」たちをネットワーク化し、圧倒的な質と量で婚活をサポート。口コミで利用者を増やし、東証一部上場、2016年度には10期連続の増収増益を果たし婚活業界においてダントツの会員数と成婚数を誇る会社があります。
それが株式会社IBJです。


今回はその株式会社IBJで取締役を務めている桑原 英太郎氏と「婚活 結婚の今」というテーマで対談していきたいと思います。

■この20年で交際しない人が激増
Q:今回「婚活 結婚の今」について株式会社IBJの取締役 桑原 英太郎氏よりお話しいただきます。まず、現在の「結婚」についてどのような問題があるのか、またはどのような事象が起きているのかを教えていただけますか。

A:まず一番大きな問題は非交際率が上昇していることです。おそらく全くピンとこない話だと思いますが、現在、交際未経験の人が激増しています。先日お会いした経営者に「最近の若い人は、交際経験がないのに結婚がしたいという人が多いんですよ」とお話しすると、「うちの息子も26歳だけど一度も交際したことがないよ」と言われました。また別の方とお会いした時も「23歳の息子が1回も交際したことがない」と言われました。つまり、婚活をしている多くの方は「交際経験が圧倒的に少ない」可能性が非常に高いのです。

どうでしょうか。びっくりしますよね。交際経験もないのに結婚を考えるわけです。

シンプルに言うとこれが現在の婚活状況です。交際経験が無いのに2年後には結婚したいと話す方が世の中8割くらいです。

例えば、現在女性と交際をしているある32歳の男性に、「どういう交際をしているのか」と聞きますと、「月1回デートに行くぐらいだ」と答えられました。月に1回は少ないと思ったので、「他の日はどうしているのか」と質問すると、その方は「男同士でサッカー観戦に行く」と答えられました。デートの回数が少ないと思ったので、「(そのサッカー観戦に彼女も)一緒に連れて行ってあげればいいのに」と自然な意見をお伝えしたところ、「連れて行っていいのですか?」と逆に質問を受けてしまいました。この様に経験不足から、どの様に交際をしていけばいいのかわからない独身が激増していて、そういった方々の交際から結婚までを事細かにサポートするのが我々の仕事です。「非交際率が上昇している」ことにより、完全にコミュニケーションや交際が苦手な方が増えていて負のスパイラル現象を引き起こしているわけです。

では、本当に交際が苦手な方が増えたのか、厚生労働省の数値化されたデータを見てみましょう。資料①をご覧ください。「結婚できない理由」として男女ともに、「適当な相手にめぐり会わない」を理由としています。要するに、「きっかけが無い」と言っているわけです。結婚相談所を運営する立場で申し上げますと、「きっかけが無い」というのは、「異性とうまくつきあえない」ことに対し、「言い訳」をしているだけではないかと私個人的には思っています。お話した通り、今の20代前半の男女は、交際経験が少なく、結果交際をする上でのコミュニケーション能力は育まれることもなく、非交際から脱却できずにいる、これが現状だと考えます。

交際や結婚ができない理由を聞かれると「自分を原因にしたくない」が故に「きっかけが無い」ことを理由にするわけです。結果的にこの心理が結婚できにくい状況を作っていて、更にその先には結婚と密接に繋がっている出生率が低下し、人口減少に繋がっていると私は考えております。そして、私たちのような結婚相談所が、男女の交際から結婚にかけて、アシストをしっかりとしていかなければいけないという使命感をもっています。

資料①
1


Q:「異性とうまくつきあえない」ということを、「きっかけ」がないと言い訳をしている・・・。
確かに、異性と交際することに対して、正解はなく失敗したらどうしようと、消極的になってしまう人も増えているのかもしれませんね。例えば、昔と今とではどれぐらい20代で交際していない人が増えているのでしょうか。

A:資料②を見てください。これは非交際率のデータです。これも人口問題基本調査というところで出てきているデータです。例えば向かって左側男性の一番上、20歳から24歳のブルーのところを見てください。1992年には「交際相手がいない人」が40%でしたが、2015年のデータでは約1.5倍の64%になっています。さらに驚くべきことに、18歳から19歳位の「交際相手がいない人」の率は80%です。私たちの世代にとっては信じられない結果で、このデータを見た時に仰け反って椅子ごと倒れそうなくらい驚きました。

資料②
2


■一度も結婚していない人も増加
Q:交際をしない人がかなり多くなっているのはショックな事実ですね…。非交際率が上昇しているというお話をしていただきました。今と昔の成婚率や未婚率にも影響受けるではないかと思いますが、その辺りもお聞かせください。

A:資料③を見てください。「50歳までに一度も結婚をしたことがない人」の割合、未婚率です。1970年と2015年と比較をしてみましょう。35歳から39歳の男性を見てみますと1970年の未婚率は5%でした。簡単に言えば、100人いれば95人は結婚をしていたわけです。これが2015年には7倍の34.5%になっています。これが現状です。ではこの状況から派生して起きている問題をお話ししたいと思います。私は色々な会社の社長とお話をさせていただく機会があるのですが、「うちの会社の社員は結婚できていないやつが多いんだよ」とよく言われます。ご自身は1970年ころの世代であるため、未婚率は5%、95%が結婚をしている世代です。社長さんには「うちの30代後半の社員は結婚していないんだよ」と言われることが多いわけですが、私はいつも「それは一般的に起きていることですよ」とお話します。「結婚しろ」などと言えば、パワハラやセクハラになってしまいます。また、大手の会社や60代から70代位の社長は自分の企業に勤めている社員が30代後半になっても結婚していないことで、家族を養う責任感などが芽生えず、会社を退職しやすくなる危機感を感じている会社、担当者の方も大勢いらっしゃいます。

 資料③
3

 

■今の晩婚化に何が必要なのか
Q:やはり成婚率や未婚率の影響が企業にも出ていて、企業側も問題と感じている現状なのですね。最後に、桑原氏として、この非交際率の増加に対してどのような取り組みを行っていきたいかをお聞かせください。

A:先程お話しした「異性とうまくつきあえない」ことをどのように解決したらよいかを日々考えています。婚活にもう少しフォーカスしてお話をしていきたいのですが、婚活の仕事、サービスは大きく分けると、「きっかけ作り」と「交際をサポートする」この2つに分けられると思います。

実際にきっかけ作りをしてあげれば結婚できる方もいらっしゃいます。そういった方は婚活のアプリとか合コンとか婚活パーティー、といった形式できっかけを作れば自分で交際を育んでいけます。ただ、きっかけがあってもそれを結婚まで発展することができないといった方に対しては、結婚相談所が必要になってくると思います。

ここまでお話してきましたが、結局私が一番大切にした方がいいと思うことは、愛だと思います。恋愛の恋はやっぱり下心といいますか、自分本位の考え方です。これが愛になっていくと漢字を見ていただくと分かりますが、「心が真ん中にきて真心だよ」と私はスタッフによく伝えています。これは相手本位の考え方です。相手が喜んでくれることが自分の喜びになっていくという考え方ですが、恋愛経験がない方からするとイメージできないと思います。しかし、それは交際を続けていく中でイメージできるようになります。最近は条件によってお相手を決めるといったようなことが増えてきました。逆に言えば失敗したくないので、女性は年収の高い方と結婚しておこうとか、男性は若い人からお見合いを申し込んでいたりします。単純な話、30代40代よりとりあえず20代前半に対してお見合いを申し込んでいく方が統計的には多いです。そういった中でやはり条件だけではなく交際をしながら好きになっていくといった段階があっていいのではないかと私自身を思っています。

「条件が合ったから好きになる」言葉にしてみるとなんか変ですよね。相手のことを好きになっていくと、レストランへデートに行って少しレディファーストな形で椅子を少し引いてくれたとか、「水がないから汲んであげて」というさりげない一言とか、スタッフの人が間違えても、気にしないで「ありがとう」と言ってあげられるなど、そういった人柄に対して「この人って素敵だな」と好意を抱いたりすると思います。そのような愛を教えることが交際のサポートと私は思っています。出生率を上げる上で、特に晩婚化とか未婚化の改善については、若い方にどんどん結婚という1つの成果が生まれなければ解決していきません。

2018年に株式会社IBJ日本結婚相談所連盟は、日本の全結婚組数の1%の成婚を生み出しました。2022年には日本の結婚の3%を創出し、更には10%を目指して参ります。IBJ日本結婚相談所連盟は、仲人のサポートで少子化対策の一翼を担い社会に貢献して行ければと思います。

Text by 野々村彰文