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世界ではこんなことがありました vol.3「【ブルキナファソ】遺伝子組み換え菌、マラリア媒介の蚊を強力駆除」

2019/07/10 15:00

この1年で世界を2周以上している2019年国際アカデミー委員長の渡部雄一郎さんが、世界を回り、世界中の人との交流を経て感じた「世界のリアル」をお届けするシリーズ「世界ではこんなことがありました」。

第3回は、「【ブルキナファソ】遺伝子組み換え菌、マラリア媒介の蚊を強力駆除」についてです。

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アフリカのブルキナファソで行われた実験では、45日間で99%の蚊が死んだという。研究チームによると、この研究は蚊の絶滅ではなくマラリアの拡大防止を目的にしている。

マラリアは、マラリア原虫を宿した蚊に血を吸われることで感染が広がる病気。

世界中で年間2億1900万件の感染例が報告され、毎年40万人が亡くなっている。

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 ■ブルキナファソで見た光景

今年の1月、講師の打ち合わせで訪問したナイジェリアに続いて、同時期に開催されていた、アフリカエリアの青年会議所の各国代表たちが集う会議へ参加するために、ブルキナファソ(首都のワガドゥグー)へ行ってきました。

ブルキナファソはナイジェリアよりも貧困が激しいエリアです。一人あたりGDPでもわずか730ドルであり、世界190ヵ国中の177位となっています。

空港を出ると、空港近辺にビルがいくつかあります。銀行ももちろんあります。しかし、車で5~10分ほど走った先にあったのは、アスファルトではなく砂の道路でした。行く先々にはとても日本の生活では想像できない様々な暮らしが目に入ってきました。

しかし、一つ感じることができたのは「生き抜くパワー」です。これはアフリカ全域に言えることでもあるのですが、なんとなく、言葉にすると非常に難しく抽象的になってしまうのですが、行き交う人々から「生きるパワー」がとても伝わってくるのです。

 

■もしマラリアがこの世からなくなったら?

アフリカの大きな課題としてずっと昔からあるのがこの「マラリア問題」ですが、仮にこの実験によってマラリア撲滅を実現することができれば、世界中のより多くの人がアフリカへ訪問をして、アフリカに元気を与え、同時にアフリカの「生きるパワー」はさらに広く世界へ伝播され、全員が挑戦し誰も取り残さない社会の実現へと繋がって行くのではないでしょうか。



■アフリカの現状を理解する

日本JCが毎年開催をしている、第32回国際アカデミーが7月5日から軽井沢の地で開催されます。今年の国際アカデミーのテーマは「Work Together!」です。

国際アカデミーは、世界80ヵ国から各国青年会議所の未来のリーダーが日本に集まり、1週間を通して共にグローバルに活躍できる人材へと成長する、日本JCが世界に誇る国際事業です。

当然、アフリカ各国からも多くの参加者が来日されます。アフリカの現状を聞いて、共に学び、共に育ち、そして共に世界を変えていける人材になりたいと思います。

Work Together!

Text by 渡部雄一郎