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AI時代到来の今だからこそ考える憲法の重要性

2019/07/09 15:00

AIとは?

 最近よく耳にするAI。言葉は知っているものの、詳しくはわからないという人は多いのではないか。AIとはArtificial Intelligenceの略でいわゆる「人工知能」。

コンピューターにより、①たくさんのデータを集積し②それを解析したうえで③性格や能力などの分析④利用して行く。この4つの段階を踏み、繰り返して行くことで、AIはどんどん賢くなり、私たちの生活はより便利になっていく。

 

AIが私たちの生活に及ぼす問題点

 しかし、この便利なAI。進化を遂げ、利用が広がっていくと、私たちの生活に危険を及ぼしかねない。例えば、就職問題。出身校や住所、趣味など個人情報を入力し、WEB上で応募していく就職活動データ。企業がより自社に合う人材を雇う為に利用をしていくとなると、今までの職歴や学生時代の失敗などのデータも一生残るデータとして蓄積・解析していくことになり、本人に会わずして、コンピューターの判断のみで採用・不採用を決めるとなると、個人の気配りなどの本質的能力を無視することとなり、就職難民が多く出る可能性が高くなる。さらに、その不採用になった人たちは、不採用データが構築され、永久に就職が難しくなっていく。

 

憲法の問題

 このような問題が出てきた時に、私たちはいったいどこに助けを請うのか。思い浮かぶのは、裁判所であろう。しかし、大変恐ろしいことに、今の日本国憲法では、この問題を取り締まる文章は記載されておらず、解決することができないのである。

日本国の憲法は戦後72年が経ちながら、1度も改正がなされておらず、時代に則した憲法ではないのだ。

憲法改正の主題は9条に焦点が当てられがちで、国会での憲法審査会は開催されず、憲法議論がストップしてしまっているのが現状だ。

 

諸外国から見た日本国憲法

世界の多くの国では憲法改定を時代に合わせ行っている。5月に行われたG20YEAサミット(ヤング・アントレプレナーズ・アライアンスの略。世界主要20か国の青年企業家育成団体の集まりであり、G20世界首脳会議の開催国で、毎年G20に先駆けて開催されるサミット) 参加者約100名にアンケートを取得した。

時代の変化を踏まえて憲法を改正すべきかとの問い(回答者数100名)には、89%が「はい」との回答であり、時代に沿ったものにすべきとの声が多かった。





AIと憲法を考える

だからこそ、AI化が進み、我々のライフスタイルが大きく変わろうとしている中で、2019年度日本青年会議所では、プライバシーを憲法で守ることが必要であると考えている。

今後想像していないような技術の進歩により、プライバシーが脅かされるリスクを自分事として捉えていかなければならない。

日本の憲法と現代を照らし合わせ、どうすべきか議論をする場所を設定することが大切であり、時代に則した憲法に改定していくことを考える機会を創出していく。

Text by 小島大志