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ボランティア活動にも持続可能な支援体制を 「Crypvo」

2019/06/18 15:00

大きな災害などがあった時、多くのボランティアが活動するようになって久しい。ボランティア活動のためにはすべての費用を自分で負担することになる。

そのため、活動を続けたくても限界を感じることも多いのではないか。


ボランティア活動を持続可能にするための新しい仕組みが、Crypvoだ。 

代表の中園達洋氏は自身の体験から持続可能なボランティアを実現する仕組みを構築した。

2011年の東日本大震災の際、中園氏はとある大御所ものまね芸人の方と出会い、一緒に何度も現地ボランティアに入ることになった。その際に中園氏も費用を持ち出しで負担したが、結局結構な金額がかかることになってしまった。

中園氏

中園氏は言う、「被災者の傷を癒やし、復興を実現していくためには、被災地への支援を長期にわたって続ける必要がある。そのためにはボランティアを持続可能にするための、仕組みが必要だと思ったのです。」

 

しかし、元々無償が前提のボランティア活動を持続可能な形で支援する手法は世界でも稀だ。そこに一つのきっかけが登場した。近年大きな話題になってきた仮想通貨だ。仮想通貨であれば、ネット上で簡単に流通させることができ、気軽に支援ができる。

 Crypvoでは、”crypvo”のタグをつけてボランティアに関する記事を投稿することで、それに対する“いいね”や仮想通貨の「投げ銭」を受け取ることができる。ボランティア活動そのものに経済的支援をするのではなく、活動やボランティアに関する記事を書くことで仮想通貨を得ることができるのだ。

日本円ではなく、仮想通貨を用いることについて中園氏は、「仮想通貨はブロックチェーンという技術を使っており、取引記録を改ざんできない形で残すことができます。ですので、日本円などの法定通貨を使うよりも支援の使途を透明化することができるんです。それに、少なくとも現状では仮想通貨の方が気軽に流通しています。日本円にすれば数千円程度の投げ銭はよくあることです。」

 仕組み自体はシンプルといえるが、仮想通貨を使うことで支援に対するハードルを下げること、透明性が確保できるのがCrypvoの面白いところだ。

 正式リリースから1ヶ月程度で、Crypvoには現在60件弱の記事が投稿されている。

 

【ボランティア】できることから始めよう。https://alis.to/Kaichi/articles/3D4kLebQRJwx

  

たとえば上記記事には35件の“いいね”がついており、それによって著者は仮想通貨として51.24ALISを受け取っている(執筆時点)。仮想通貨の評価は難しいが、とあるサイトによれば343円(同執筆時点)相当とされている。ボランティアについての記事を書くことで支援が受けられている。

今はまだ記事数も評価も多くはないが、「バズる」記事を書けば一気に多額の支援を受けることも可能だ。

支援する方法もいいねを押すだけでも良いし、もっと支援したければ仮想通貨を入手して投げ銭をすることで支援を増やすこともできる。

Crypvoは2019年の4月にオープンしたばかり。まだまだ開発途上のシステムだ。今Crypvoでは、一緒に支援サイクルを構築し、全世界に広めていく仲間を募集中だ。

中園氏は世界中に呼びかける「ボランティアとSDGsの目標達成には皆さんのご協力・支援・アイディアが必要になります。crypvoに多くの人に関わって頂きたいです。
お力添えをお願いします。 ご連絡お待ちしております。」

■連絡先
 Crypvo https://crypvo.co.jp

 代表 中園達洋 nakazono@crypvo.co.jp

Text by 日野哲志