• HOME
  • 世界ではこんなことがありました vol.1 ~LGBT 半世紀の歴史伝える写真展~

世界ではこんなことがありました vol.1 ~LGBT 半世紀の歴史伝える写真展~

2019/06/15 15:00

この1年で世界2周以上している2019年国際アカデミー委員長の渡部雄一郎さんが、世界を回り、世界中の人との交流を経て感じた「世界のリアル」をお届けするシリーズ「世界ではこんなことがありました」。

記念すべき第1回は、「LGBT 半世紀の歴史伝える写真展」についてです。

 

■立場の違いを受け入れる寛容さと平等の大切さを伝えたい

6月6日からニューヨーク市博物館で開催されているこの写真展には、2007年に亡くなった地元新聞社のカメラマン、フレッド・マクダラーさんが残した写真44点が展示されています。マンハッタンにあるバー「ストーンウォール・イン」にはLGBTの人たちが多く集まり、1969年の6月、警察と衝突したことで性的マイノリティーの権利の向上を求める運動が全米に広がりました。そこから50年が経過した今、世界中でLGBT写真展を企画した学芸員のサラ・セイドマンさんは「この展示を通じて、立場の違いを受け入れる寛容さと平等の大切さを伝えたいです」と話しています。

 

■LGBTとSDGsの関係

LGBTの内容は、SDGsの5番目の目標「ジェンダー平等を実現しよう」や10番目の目標「人や国の不平等をなくそう」などの中に含まれるのかと思いましたが、実は含まれていません。理由としては、国によって同性婚を認めている国から、厳しい制度を設けている国がある中で、世界の共通目標にすることができなかったということのようです。しかし、考え方はSDGsが掲げる目標に非常に近いのではないでしょうか。先週、英国で大きなニュースとなった「英レズビアンカップル暴行事件」もあり、今後ますますLGBT平等の考えは広まっていくでしょう。LGBTがまだ世間から受けている一部批判や事件などを鑑みると、やはりLGBTも含めて「人や国の不平等をなくそう」は大きな世界の目標として考えられるのではないでしょうか。

■LGBTには天才が多い?

ところで、LGBTの雇用促進を、とある世界企業が積極的に行っているのを知っていますか?

理由は「天才の発掘」です。

LGBTが人口全体に占める割合は、13~20人に一人(5~8%程度)と言われていますが、LGBTの中には「天才」と呼ばれる人材が多いのも事実です。著名なミュージシャン、作家、画家などにもLGBTの方は多く、昨年の大ヒット映画「ボヘミアンラプソディー」のクイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーもまさに天才ですね。

因みに参考までに、私の友人にもLGBTの方がいるのですが、その人は初対面の人の誕生日を100発100中で的中させることができる「天才」です(笑)。そんな「すごい人」もLGBTの方には多いのかもしれませんね。

 

■私たちに何ができるか

7月8日から、第32回国際アカデミーが軽井沢の地で開催されますが、今年の国際アカデミーのテーマは「Work Together!」です。

共にLGBTの平等性を広めることは、人それぞれ難しいところもあるのかもしれませんが、「理解する」ことは誰にでもできる簡単なことです。

世界80ヵ国の未来のリーダーたちが軽井沢の地に集まりますが、もしかしたらLGBTのメンバーもいるかもしれません。全てのメンバーに対して平等に理解をし、分かち合い、世界中のメンバーと生涯の友情関係を構築できる事業にしたいと思います。

Text by 渡部雄一郎