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ビジネスリーダーの流儀 vol.6 「革小物」

2019/09/27 15:00

ヒト、コト、モノの間には、人生を豊かにする様々な物語がある。粋人とデータからビジネスリーダーが身につけるべきたしなみを学ぶ――。

ブリティッシュメイド銀座店の店長に聞く ビジネスマンとレザーグッズの粋な関係性

ビジネスシーンで何かと周囲の視線に触れるのが革小物だ。スーツや靴に気を使っていたとしても革小物で軽薄な印象を与えてしまったら、すべてが台無し。ビジネスエリートは小さな持ち物のひとつに至るまで自らのポリシーを貫きたい。今回は、伝統に裏打ちされたクオリティを誇る英国ブランドが揃うブリティッシュメイド銀座店・店長の三浦樹人氏に革小物との粋な付き合い方について伺った。

革に自分のビジネス史を刻み込む

「スコットランドで誕生したグレンロイヤルは、ブライドルレザーを使った鞄や小物で知られるブランド。ブライドルレザーは乗馬の道具にも用いられる素材です。鞍(くら)や鎧(あぶみ)が破損すると落馬の危険性が増します。人の命を預かる大事な道具となるブライドルレザーは丈夫でなければ役目を果たせません。じっくりと長い時間をかけて蜜蝋ワックスや牛脂を染み込ませて仕上げられるブライドルレザーの堅牢性と耐久性は、英国伝統の乗馬文化によって鍛えられ、揺るぎない信頼を勝ち得てきました」(三浦氏)

グレンロイヤルが用いるブライドルレザーの厚みは、種類。用途に応じて厚みを削ぐ工程が加わり、各アイテムやパーツに最適な素材になる。名刺ケースなどの小物類には、段階の中で番目に薄いものが採用されている。「丈夫なブライドルレザーだからこそ、薄さ=軽さが特長になり、薄くても革小物としての形状をしっかりと保持して見た目の美しさが映える作品に仕上がります。ブライドルレザーの堅牢性と耐久性は、軽さや美しさという利点にもつながっているのです」(同)

グレンロイヤルのブライドルレザーは使い込むほどに味わい深い経年変化を愉しむことができる点も魅力だ。より永く、愛着をもって使うためには定期的なお手入れが必要。革のお手入れは、いいものを永く使う文化が根付いている英国では紳士の嗜みでもある。経年変化によってブライドルレザーは風格が増し、自分のビジネス史が刻み込まれた特別な愛用品になる。その過程も愛おしんでいきたい。

ブライドルレザーのお手入れ方法

まずは、革の表面に付いたホコリを落とすために専用ブラシでムラなくブラッシング。ブラッシングでは落ちない汚れを取り除く場合、お湯で軽く湿らせた布を硬く絞ってから使ってください。日の当たる場所・風通しの悪い場所・湿気の多い場所を避けて暖かい室内で乾燥させた後、専用ワックス(ダビン)で油分を補います。ワックスが乾燥したらブラッシングして、柔らかい布を使って表面に薄く油分の層を残すイメージで磨いてください。(三浦氏)

<グレンロイヤルのメンテナンスセット 6,000円>


ブリティッシュメイド 銀座店
住所|東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 5F
Tel|03-6263-9955
営業時間|10:30〜20:30
https://www.british-made.jp

Text by Kiyoto Kuniryo | Photographs by Kayo Igarash