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ビジネスリーダーの流儀 vol.5 「靴」

2019/06/10 15:00

ヒト、コト、モノの間には、人生を豊かにする様々な物語がある。粋人とデータからビジネスリーダーが身につけるべきたしなみを学ぶ――。

ビジネスシューズ選びの基礎から応用までをバーニーズ ニューヨークのバイヤーが語る

1923年にニューヨークのマンハッタンで開業したバーニーズ ニューヨーク。創始者のバーニー・プレスマンが掲げた理念「Select, don’t settle(選べよ、固執するな)」は、百貨店の在り方を超えて我々に語りかけてくるものがある。今回は、バイヤー・倉科良樹氏にビジネスシューズ選びについてお聞きした。

装いと靴を呼応させることが大事

靴を選択する際に考慮すべきは、ビジネスシーンにおける自身のスタイリングとの相性。トラディショナル、クールビズ、ラグジュアリーという3つのスタイルに分類して考えていこう。

「トラディショナルな装いに対応する、もっと言えば、ビジネススタイルから冠婚葬祭までのあらゆるTPOに応じてくれるのが黒のキャップトゥ。定番のプレーントゥを選ばれるなら、ホールカットの意匠で周囲との差を演出されてみてはいかがでしょう」(倉科氏)

通常、靴のアッパーはひもを通すための羽根と呼ばれる部分などを含めたいくつかのパーツで構成されるが、ホールカットの場合は一枚革を贅沢に使っていて高級感が漂う。

「ノータイ、ビジネス仕様のポロシャツ、アンコンジャケット、ジャケパンルックといったキーワードに象徴されるクールビズスタイルには、トラディショナルなスーツスタイルに合わせる靴よりも少しカジュアルな印象のものがいいでしょう。Uチップやタッセルローファーがオススメです」(同)

英国の老舗ブランドであるクロケット&ジョーンズに別注したモデルは、グリップ力の高いラバーソールが配されているところも魅力のひとつだ。

「ラグジュアリーなスタイル、すなわちドレープ感が美しいイタリアの高級スーツや、オーダーメイドでこだわりを盛り込まれたスーツに合わせるのでしたら、ダブルモンクやハンドペイントをほどこしたホールカットのように、ひねりの効いたデザインで特別感を演出されると素敵です」(同)

イタリアのナポリにてハンドソーンウェルテッド製法で丹精込めてつくられた靴は、芸術品のごとき色気を放つ。

Text by Kiyoto Kuniryo | Photographs by Kayo Igarash